
インタビュー
目次
-
「次世代放射光施設は、イノベーションを起こすツールです」
東北大学副理事・次世代放射光担当の村松淳司教授に聞く
東北大学の青葉山新キャンパスでは、2023年度の稼働開始予定で次世代放射光施設の設計・開発・設置が進められている。同放射光施設を整備・管理する光科学イノベーションセンター(PhoSIC、仙台市)は「イノベーションを起こす巨大な顕微鏡」と言う。その“イノベーション”とは何か。同大副理事・次世代放射光…
-
GEヘルスケアのAI「エジソン」、偏りのないアルゴリズム目指す
GE Healthcare Healthcare DigitalのVice PresidentでChief Marketing OfficerのDavid Seda氏
GEヘルスケアは、AIを活用した製品やサービスの総合的なブランド「Edison」(エジソン)を立ち上げた。
-
有機ELディスプレー、「CASEとともに車載へ拡大」
FTFMD代表理事の濱田弘喜氏に聞く
「次世代モビリティーには有機ELディスプレーの搭載が当たり前になる」――。こう主張するのは、機能性薄膜材料デバイス国際会議(FTFMD)代表理事の濱田弘喜氏だ。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)と呼ぶ車両技術の進歩に合わせる形で、ディスプレーの開発競争も新たなフェーズに突入す…
-
GEやロールスロイスお墨付きのHIP技術、自動車部品中心に中国で展開
金属技研の中国法人、寺奥総経理に聞く
熱間等方圧加圧法(HIP)処理など、金属の熱処理や加工を手掛ける中堅メーカーの金属技研(本社東京)。現在同社は、中国で事業拡大を図っている。その武器は、地元企業に比べて圧倒的な強みを持つHIP技術だ。中国法人である坂上金属技研(蘇州)総経理の寺奥拓史氏に、中国事業の狙いと現状を聞いた。
-
東北大新キャンパスのイノベーション創出戦略とは
東北大学理事(産学連携)・連携機構長の矢島敬雅氏に聞く
東北大学は現在の青葉山キャンパス(仙台市青葉区荒巻字青葉)の西側に、「青葉山新キャンパス」の整備を進めており、ここを「グローバル・イノベーション・キャンパス」にすべく産学連携体制の構築を推進している。同大理事で産学連携担当・連携機構長の矢島敬雅氏に、イノベーション創出と具体的な連携について聞いた。
-
2019年の中古市場、期待の星は有機ELテレビ、注目株はアウトドア
リユースエバンジェリストに聞く中古市場の売れ筋(第2回)
リユース(中古)市場が盛り上がりを見せている。では実際、2018年によく取引された商品にはどんなものがあって、2019年に注目すべき商品は何があるのか。マーケットエンタープライズでリユースエバンジェリストを務める高野 浩志氏に、2018年を振り返り、2019年を占ってもらった。今回は2019年の見…
-
ゲーミングPC、スティック掃除機、ミラーレスが中古市場で人気なわけ
リユースエバンジェリストに聞く中古市場の売れ筋(第1回)
より無駄を少なくしようとする価値観の高まりにより、リユース(中古)市場が盛り上がりを見せている。総務省が2018年4月に発表した「平成29年度電子商取引に関する市場調査」によると、顕在化しているリユース市場は2兆1000億円にも上るようだ。
-
コンビニより多い薬局から、国民の健康意識を高める
中尾 豊氏 カケハシ代表取締役CEO
薬局向けの次世代薬歴システム「Musubi」(ムスビ)を提供するカケハシは、経済産業省が主催する「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019」のビジネスコンテスト部門でグランプリを受賞した。事業立ち上げの経緯や目指す将来の姿などを、カケハシ代表取締役CEOの中尾豊氏に聞いた。
-
映像処理もクラウドの時代、AI×マルチクラウドで放送局の悩み解決
ねこじゃらし 代表取締役 川村ミサキ
映像業界向けのクラウドサービスを手掛けるねこじゃらしは2019年3月12日、クラウド上で映像処理できるサービス「Setaria.cloud」において、連携可能なクラウドサービスを拡大した。AI(人工知能)による画像処理技術も駆使する同サービス開発の狙いを聞いた。
-
EV差異化のカギ、熱管理のトレンドを聞く
環境規制の強化を背景に、2018年以降、多くの自動車メーカーが電気自動車(EV)の市場投入を加速させている。代表的な自動車メーカーの計画だけでも、18~22年までに70車種を超える勢い。EV激戦時代の到来は間違いなく、EVの差異化が今後ますます重要になりそうだ。そこで、EVの差異化に向けて重要な役…
-
アシストスーツは普及期に、ユーザーの導入競争が始まる
身体に装着して重量物の積み下ろし作業などを助けるアシストスーツ。医療機関向けのリハビリ用途で一定の成果は出ているものの、工場や物流倉庫などの現場に本格的に導入された例はまだ少ない中、採用が相次いでいる製品が現れた。
-
オラクルDBは「自動運転車」、AWSのRDSはオートマチック車程度
米オラクルは「自律化(Autonomous)」をコンセプトに、データベース(DB)クラウド「Oracle Autonomous Database」の拡充を急いでいる。2019年2月にリリースしたDB最新版「Oracle Database 19c」でも自律化機能を強化。開発担当者に最新動向を聞いた。
-
「粗々だからいいんだよ」、パナ樋口氏が招いたCDOの改革術
パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務 CDO/CIO 榊原 洋 氏
パナソニックの社内カンパニーで、BtoB事業を手がけるコネクティッドソリューションズ社。同社の樋口泰行社長から招かれ、2018年12月に入社したのが榊原洋常務CDO/CIOだ。2人は日本マイクロソフト在籍時に社長と補佐の関係だった。榊原氏は自らの役割を「部下の蓋を取ること」と語る。
-
アートやデザインでワクワクさせる医療・健康サービスを
丸山亜由美氏 トリプル・リガーズ 代表
アートやデザインを使ってワクワクするような医療・健康サービスを届けようとしているのが、トリプル・リガーズ 代表の丸山亜由美氏だ。同氏のアイデアは、2019年1月に経済産業省が開催した「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019」のアイデアコンテスト部門で優秀賞を受賞した。
-
AWS WAFは運用に注意、国産WAFベンダーが警鐘
サイバーセキュリティクラウド 代表取締役 大野暉氏、取締役CTO 渡辺洋司氏
セキュリティーサービスを提供するサイバーセキュリティクラウド(CSC)によると、米アマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Services、AWS)のWebアプリケーションファイアウオール(WAF)サービス「AWS WAF」は運用上の注意点がいくつかあるという。
-
メルペイ金融構想からその後の炎上まで、青柳代表が語る
メルカリの金融子会社であるメルペイは2019年2月20日、「MERPAY CONFERENCE 2019」を開催した。三井住友カードやジェーシービー(JCB)、KDDIと提携を発表。先駆けて開始した非接触型決済サービス「iD」への対応に加え、同年3月中旬をめどにQRコードやバーコードの決済に対応す…
-
電池「交換式」EV、MaaSを契機に普及なるか
DIシニアマネジャーの田代雅明氏に聞く
電池パックを「交換式」にして充電の待ち時間を解消するモビリティーが続々と登場している。充電済みの電池パックをためておく交換ステーションの整備に大規模な投資(先行する台湾は数百億円規模を投じた)が必要なことから、既存の車両メーカーは本格的な展開には踏み切れていない。普及へのカギとなるのは多様なモビリ…
-
「むなしいAI」に終止符を打つ 対話システム構築の秘策
数多くのSF小説や映画作品に描かれてきた、人間のように人と対話するAI(人工知能)――。AIの開発や導入は各所で進むが、こうしたAIはまだ実現していない。対話システムの現状と研究開発の方向性を、専門家に聞いた。
-
「MaaSに向けたタイヤ開発が重要に」、ミシュラン日本法人副社長
取締役副社長の東中一之氏に聞く
個人が所有するのではなく移動サービスとしてクルマを使う「MaaS(マース)」。自動車業界の勢力図を変えかねないこの動きを見据えて、古くからのタイヤメーカーも動く。MaaSで変わるタイヤへの要求性能とは――。フランス・ミシュラン(Michelin)日本法人の技術トップである東中一之氏に聞いた。
-
客単価はリアルの5倍、東映が挑戦するバーチャルアイドル
「バーチャルアイドルのイベントでは、これまでのイベントに比べて客単価が約5倍に上がっている」――。東映の取締役で事業推進部長を務める吉元央氏によれば、東映に所属するバーチャルアイドルユニット「EIGHT OF TRIANGLE」の客単価が、「スーパー戦隊シリーズ」などの特撮作品と比べて約5倍。事業…