
インタビュー
目次
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競争力かアキレス腱か、日本電産・半導体トップが明かす調達戦略の中身
後編
2030年に売上高を10兆円にすることを目指す日本電産。その達成に向けて重要度が増しているのが半導体の確保だ。うまく調達できれば競争力に直結するし、逆にアキレス腱(けん)にもなり得る。重責を担う同社常務執行役員の大村隆司氏に、半導体戦略の中身を聞いた。
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再エネ導入を底上げする出力制御、九州での運用実態は
九州電力送配電インタビュー(後編 )
変動性再生可能エネルギー(VRE))導入で日本のトップを走る九州は、出力制御の実施でも先行している。出力制御の価値と運用実態について、九州電力送配電の担当者に聞いた。
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ルネサス・ソニーから日本電産へ、大村氏を動かした「危機感」の正体
前編
車載モーターなどに使う半導体の安定調達や内製化に向けて、日本電産が2022年5月に立ち上げた「半導体ソリューションセンター」。同センターの所長を務めるのが、同社常務執行役員の大村隆司氏だ。ルネサスエレクトロニクスやソニーなどで半導体事業を手掛けてきた同氏はなぜ、新天地として日本電産を選んだのか。
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「AIと人の協奏」でタイヤ開発の未踏領域へ、横浜ゴム・小石フェロー
小石 正隆(横浜ゴム エグゼクティブフェロー 研究先行開発本部 AI研究室 研究室長)
横浜ゴムが人工知能(AI)を活用したタイヤ開発を進めている。2021年にはゴムの物性やタイヤの特性をAIで予測できるシステムを構築した。電気自動車(EV)向けの静粛性に優れたタイヤの開発にもAIを生かしている。
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再エネ先進地・九州 太陽光の大量受け入れはこうして実現した
九州電力送配電インタビュー(前編)
太陽光発電などの変動性再生可能エネルギー導入で日本のトップを走る九州。変動する再エネを活用するために、一般送配電事業者はどんな工夫を重ねているのか。九州電力送配電の担当者に聞いた。
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「培養肉」はどんな味、工学研究者が挑む次の時代のおいしさ
東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授 竹内昌治氏(前編)
今、培養肉があつい。牛や豚といった細胞から“製造”する培養肉に、日本国内の大手食品メーカーや製造業各社が参入してきている。2022年3月末に培養ステーキ肉を日本国内で初めて試食した東京大学 大学院 情報理工学系研究科 教授の竹内昌治氏に、機械工学の視点からみた培養肉の今後の可能性を聞いた。
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あのフェラーリも電動化、「2030年には40%をEVに」日本法人社長
電動化が進む自動車業界。スーパーカーを作るイタリアFerrari(フェラーリ)も同じだ。同社は2025年に電気自動車(EV)を投入する予定で、2030年には販売の40%をEVにする方針を掲げている。フェラーリ・ジャパン社長のフェデリコ・パストレッリ氏に、日本市場での電動化戦略について聞いた。(聞き…
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「SiCは一貫生産で差異化、GaNはやらない」オンセミ新社長の林氏
米onsemiの日本法人「オンセミ」の新社長、林孝浩氏に話を聞いた。同氏は2022年3月、オンセミの代表取締役社長に就任した。自動車と産業分野に注力し、主力製品はパワー半導体とイメージセンサーであり、いずれも好調という。パワー半導体ではSiCに注力し一貫生産で差異化を図る。一方、GaNはやらない。
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「成長率で他社と伍さないと一緒になった意味がない」NTTコム丸岡社長の目算
新生NTTドコモグループが2022年7月1日に本格始動した。成長の柱である法人事業を担うのが、NTTドコモグループの一員となったNTTコミュニケーションズ(NTTコム)だ。NTTドコモの法人事業を統合し「ドコモビジネス」のブランド名で展開するNTTコムの丸岡亨社長に、今後の成長への手応えを聞いた。
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「aiwa」復活への挑戦、EMSがブランド商売に乗り出すワケ
藤岡淳一氏(JNSホールディングス 代表取締役 副社長 兼 JENESIS 代表取締役 社長)
「いつかはaiwaのような家電メーカーをつくりたい」。かつて本誌にこう語った男が、aiwaブランドの使用権を獲得し、いよいよ表舞台である自社ブランド事業で勝負する。その男とは、携帯翻訳機「ポケトーク」、遠隔施錠端末「ビットロック」といったヒット商品を裏方として生み出した、EMS/ODM(設計製造受…
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スマートホームの大問題「GoogleとAmazonの溝」を解消、NXP幹部が意欲
来日したオランダNXP Semiconductors(NXPセミコンダクターズ)の上席副社長兼コネクティビティ&セキュリティ担当ゼネラル・マネージャーであるRafael Sotomayor氏に話を聞いた。久しぶりの来日になった同氏は、実際に役立つスマートホームに向けて同社が開発提供する半導体製品を…
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「ahamo小盛りは考えていない」、ドコモ井伊社長が語る料金プランの今後
NTTドコモ井伊基之社長インタビュー(3)
NTTドコモの競争力回復のきっかけになったオンライン専用プラン「ahamo」。同社は2022年6月9日、月100ギガバイトまで使えて月額4950円(税込み)の「ahamo大盛り」を開始した。ドコモは今後、料金プランをどのように拡張していく考えなのか。同社の井伊基之社長に聞いた。
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「一括1円は問題だが合法、戦うしかない」ドコモ井伊社長の本音
NTTドコモ井伊基之社長インタビュー(2)
携帯大手によるMNP獲得合戦が過熱し、店頭で再びスマホの「一括1円」販売が目立っている。最新スマホを高額で転売して利益を得る「転売ヤー」を助長しているとの指摘もある。「一括1円」販売競争に参戦するNTTドコモは、この状況をどう捉えているのか。NTTドコモの井伊基之社長の本音に迫った。
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「人を減らすとは言っていない」、ドコモ井伊社長が語るショップ3割減の真意
NTTドコモ井伊基之社長インタビュー(1)
NTTドコモは2025年度までにドコモショップの店舗数を約3割減らす。この方針に対し、ドコモショップを運営する販売代理店からは「あまりにも激変で乱暴過ぎる」と反発の声が漏れる。NTTドコモの井伊基之社長は「我々の真意が伝わっていない」と打ち明ける。
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「エッジAIで最適な無線環境をつくる」、ソフトバンク佃CTOが語る5Gの未来
ソフトバンク佃英幸CTOインタビュー 後編
5Gの本格化に伴い、同一の物理ネットワーク上にカスタマイズした仮想的なネットワークをつくる「ネットワークスライシング」などを活用した、新たな競争が始まりつつある。ソフトバンクはネットワークの未来をどのように描いているのか。同社の技術全体を統括する、専務執行役員兼CTOテクノロジーユニット統括の佃英…
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ソフトバンク佃CTOが語る、「22年度5Gラスト集中投資」の真意
ソフトバンク佃英幸CTOインタビュー 前編
2022年3月末に5Gの人口カバー率90%を達成したソフトバンク。同社社長執行役員兼CEOの宮川潤一氏は2022年5月の決算会見で「2022年度にラスト集中投資し、5Gのエリア展開を一段落させたい」と語った。技術全体を統括する、専務執行役員兼CTOテクノロジーユニット統括の佃英幸氏に、同社のネット…
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スバルのデジタルツイン、60歳からの挑戦と受け継がれるレガシー
「アイサイト」開発者、樋渡穣の挑戦史 Part 3
1984年の入社以来、「アイサイト」の開発をはじめ、長年SUBARU(スバル)の技術開発に力を注いできた技術本部技監の樋渡穣氏。60歳を過ぎた今も、運転支援システムをシミュレーションするデジタルツインに取り組むなど技術開発にかける勢いは衰えない。
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「自動運転にあらず」、アイサイトに込めたスバルの安全思想
「アイサイト」開発者、樋渡穣の挑戦史 Part 2
「ぶつからないクルマ?」で一躍注目を集めたSUBARU(スバル)のアイサイト。大ヒットの裏側に、逆風時代を支えた”ある企業”の存在、そして社運を懸けた決断――。アイサイトと共にスバルの歴史を歩んだ開発者の1人、樋渡穣氏に話を聞いた。
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「目の代わりとはこういうことか」アイサイト開発者、スバル樋渡穣の挑戦
「アイサイト」開発者、樋渡穣の挑戦史 Part 1
SUBARU(スバル)が誇る運転支援システム「アイサイト」。世界で初めてステレオカメラによる衝突被害軽減ブレーキを実現した。同システムの誕生に当初から携わってきたのが同社技術本部技監の樋渡穣氏だ。その曲折を振り返り、アイサイトに込めた安全への思いを語った。(聞き手は石橋拓馬、中山 力)
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「さよならauと言われてよかった」KDDI高橋社長が語る転機
KDDI高橋誠社長インタビュー(3)
2023年3月期から25年3月期まで3カ年の中期経営戦略「サテライトグロース戦略」を発表したKDDI。第1回、第2回に続き、いかに成長分野である法人ビジネスを伸ばしていくのか、さらには料金プラン「povo2.0」の次の展開などについて、KDDI社長の高橋誠氏に聞いた。