
インタビュー
目次
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「売り切れんくらい積み上げろ」 常識外の在庫量で躍進
トラスコ中山の在庫戦略(前編)
機械工具卸売業のトラスコ中山は、「在庫は悪」という考えの真逆を行く在庫戦略で成長を遂げている。約3000社の製品を取りそろえて即納するという他社にはないサービスが多くの顧客を惹きつける。「在庫は成長のエネルギー」と力説する代表取締役社長の中山哲也氏に話を聞いた。
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九電・池辺社長に聞く「脱炭素と電力自由化」、カーボンマイナスに込めた狙い
「電気事業はもっと儲かるべきだ」
大手電力会社で初めて「カーボンマイナス」を目標に掲げた九州電力。その狙いは何だったのか。3.11を契機に激動の時代に突入した電力業界。電力自由化に再エネの急拡大、そして脱炭素時代の到来とめまぐるしく変わる現状を、どう見ているのか。電気事業連合会の会長も務める九電・池辺和弘社長に聞いた。
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ホンダ、死亡事故ゼロへの道筋 「レベル3技術生かす」
交通事故死者をゼロにする――。2050年の目標達成に向けて、取り組みを加速させるのがホンダである。だが、死亡事故ゼロという目標は、「言うは易し行うは難し」である。実際にどのようなシナリオで取り組んでいくのか。ホンダで安全技術開発を主導する髙石秀明氏に疑問をぶつけた。
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JERA幹部が明かす、冬の電力不足を防ぐ「PPA」「限界費用」見直しの意義
野口高史・JERA最適化戦略部長に聞く
日本最大の発電事業者JERAが、東京電力エナジーパートナーとのPPAの見直しに踏み切った。さらに限界費用によるJEPX入札価格の算定方法の見直しも公表した。なぜ見直しを決めたのか。JERA最適化本部・最適化戦略部の野口高史部長に聞いた。
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「金属加工の高度さに驚いた」町工場の面白さ、Twitterで発信
金属加工の町工場ヒカルマシナリーが、Twitterなどを駆使して民生品の加工・販売という新事業に挑戦。購入者の横顔を反映させてオーダーメードで造る「ルビンの壺」は話題を呼んだ。そこには社長の長男として同社を支えるべく前職を辞めて戻ってきた會田悠城氏の「金属加工を知ってもらいたい」との思いが込められ…
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「新ホンダジェットはゲームチェンジャー」、藤野社長が語る
米Honda Aircraft Companyが発表した新コンセプト機「HondaJet 2600 Concept」について、同社社長兼CEOの藤野道格氏に話を聞いた。
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今冬に向けて考える、冬の日米電力危機から学ぶべきこと
スプリント・キャピタル・ジャパンの山田光代表に聞く(第1回)
国内外の電力市場を長年見てきたスプリント・キャピタル・ジャパンの山田光代表に日本の電力市場が抱える課題を解説してもらう新連載。初回は今冬の日米電力危機を振り返り、日本とテキサスの自由化の違いを整理します。
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「地球上最後のピストンサプライヤーになる」、独マーレの覚悟
世界有数のピストンメーカーであるドイツMAHLE(マーレ)。自動車の内燃機関向け部品を主力とする同社にも、電動化の波が押し寄せる。エンジンを取り巻く環境が厳しさを増す中で、どう生き残るのか。マーレジャパンのヴァイスプレジデントでアジア日本担当の坂野慎哉氏に話を聞いた。
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電池の低コスト化がEV火災増加の一因に 元サムスンSDI佐藤氏
海外で電気自動車(EV)の火災事故が増えている。質の低い安価な材料の使用や徹底した安全性試験ができていない電池の存在も背景にありそうだ。ホンダや韓国の大手電池メーカーSamsung SDI(サムスンSDI)でEV用の電池開発に深く携わった佐藤登氏に話を聞いた。
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日産復活の命運握る「部品の国内生産」 日翔会会長を直撃
日産自動車は復活するか、ですか。その問い掛けには日翔会会長か、ニッパツの名誉会長か、私個人かでいろいろと思うところはあります。
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元トヨタHEV責任者・日野小木曽社長、「電動化は企画勝負」
(後編)
「100年に一度の変革期」――。自動車産業を取り巻く環境は一変し、次の100年に向けた熾烈(しれつ)な開発競争が始まっている。その渦中、2021年6月に日野自動車の社長に就任した小木曽聡氏。トヨタ自動車で3代目「プリウス」や「アクア」といったハイブリッド車(HEV)の開発責任者を務め、電動化技術に…
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電動化と超音速になぜ積極投資? ユナイテッド航空の幹部を直撃
電動化と超音速機の導入に積極的な米United Airlines。その理由を同社幹部に聞いた。
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元トヨタHEV責任者・日野小木曽社長が語る「ミッション」
(前編)
日野自動車の社長に就任した小木曽聡氏は、親会社のトヨタ自動車で3代目「プリウス」や「アクア」といったハイブリッド車(HEV)の開発責任者を務めた人物である。100年に一度の変革期。トヨタ社長の豊田章男氏は、何を期待して小木曽氏に日野のかじ取りを託したのか。同氏との会話から次のミッションが見えてきた…
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若手研究者は「本気の産学連携」を 異色の東大生研所長・岡部氏
岡部 徹(東京大学生産技術研究所・所長)
日本で最大規模の大学付置研究所である東京大学生産技術研究所。新所長に就いた岡部徹教授は様々な大学で研究を重ねながら、積極的に企業と連携してきた。歴代所長の中では異色の存在だ。自身の経験を生かし、若手研究者が好きなことに没頭できる研究環境の整備を目指す。
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中国製の格安EV「宏光MINI EV」、識者に聞く人気と安さの秘密
中国・上汽通用五菱汽車が2020年7月に発売した最低価格2万8800元(1元=17円換算で約48万9600円)の格安電気自動車(EV)「宏光MINI EV」――。中国の地方部を中心に人気を呼んでいる。その人気ぶりは、中国でも販売好調な米Tesla(テスラ)のEV「モデル3」を月間販売台数で上回るほ…
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バンナムが目指す次 「ガンダム」「鉄拳」の街でファンをつなぐ
バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長 宮河恭夫氏
テクノロジーの活用が急速に進みつつあるエンタメ業界。新型コロナウイルス感染症の影響で大きな変化を余儀なくされた一方で、テクノロジーを活用してデジタルとフィジカルの融合を加速させ、新たなコンテンツの価値創出に取り組んでいる。
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「Nature Remo100万台が見えたから電力小売事業に参入した」目標は再エネ100%
Nature塩出社長の描く電力革命とは
累計30万台の販売実績を誇るスマートリモコンシリーズ「Nature Remo」を手がけるベンチャー企業Natureが電力小売事業に参入した。塩出晴海社長にこのタイミングで参入した理由を聞いた。
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研究開発費2割増で攻めるソニーG、コロナ禍での「3R」需要に応える
ソニーグループ副社長 兼 CTOの勝本徹氏インタビュー(後編)
業績絶好調のソニーグループ(ソニーG)が2021年度は研究開発(R&D)費を6100億円と前年比2割増額し、攻勢を強めている。コロナ禍で求められるテクノロジーはどう変化し、今後どのようなテクノロジーのR&Dに注力していくのか。同社執行役 副社長 兼 CTOで、R&Dのトップを務める勝本徹氏に聞いた…
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業績絶好調の裏に「脱・商品起点の発想」、ソニーGの勝本CTO
ソニーグループ副社長 兼 CTOの勝本徹氏インタビュー(前編)
2000年代半ば以降の長期の業績低迷期を脱し、過去最高益を更新するなど業績好調のソニーグループ。好業績の裏に何があるのか。ソニーグループにおける研究開発(R&D)の在り方や、それを指揮する最高技術責任者(CTO)の役割などについて、同社執行役 副社長 兼 CTOで、R&Dのトップを務める勝本徹氏に…
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“電池版TSMC”か、ノルウェー新興電池 CTOは元ダイソンの日本人
(前編)
異色の戦略を採る電池スタートアップが、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。ノルウェーのFREYR Battery(フレイルバッテリー)だ。2021年7月8日、NYSEでの取引開始を告げる「オープニング・ベル」を鳴らすセレモニーに1人の日本人が参加していた。FREYRでCTO(最高技術責任…