PR

アップルの対応には賛成、けれども正直に説明してほしい

 iPhone 6sなどが突然シャットダウンする問題への対処は確かに行われた。単なる不具合と異なるのは、シャットダウンが減った理由や、iPhoneの性能が落ちる場合があることがユーザーに知らされなかったことだ。アップルは意図的に隠したものではないとしつつも謝罪している。

 古くからのアップル製品ユーザーからみると、初期のMacは特殊なドライバーやオープナーがないときょう体を開けられなかったことや、新機種で様々な端子が廃止されてきた歴史を思い出す。OSもユーザーがカスタマイズできる項目はWindowsなどと比べる少ない。それでもユーザーは従ってきた。アップルが提案する使い方を認めることが良質なユーザー体験につながると考えている面があるからだ。

 筆者はユーザーの行動をある程度制限することについては、間違っていないと思う。ただし、今回のように「性能ダウンを意図的に隠した」「新しい端末を買わせるため」という不信感に伴う憶測につながらないように、今後は十分な説明をお願いしたい。

 さて、この記事を書くにあたって息子に確認すると、iPhone 6sの突然のシャットダウンは、頻度こそ減ったものの完全に収まってはおらず、ごくたまにあるとのこと。「モバイルバッテリーを接続しておけば、まず起こらない」などと言っているのは呆れた。1年もそんな状態で使っているらしい。

 iPhone 6sには、バッテリー劣化とは別の原因があるのかもしれない。ただ、今回の件はバッテリーを交換するよい機会のはず。息子がなぜ修理しないのか不思議でならないが、世の中にはスマホの画面を割れたまま使っている人も見かけるし「修理に出す」ことは意外にハードルが高いのかもしれない。次の休日にでも息子とApple Storeに行って、Genius Barは気軽に使えることを教えてあげたいと思う。