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2種類あるテスト計画書

 テスト計画書には「マスターテスト計画書」と「個別テスト計画書」の2種類がある。マスターテスト計画書はプロジェクト全体のテスト計画書、個別テスト計画書はテストレベル別のテスト計画書である。

 テストレベルとはテスト対象を区切る粒度のことである。例えば、ソフトウエアの開発段階に応じて単独のソフトウエア部品で実施する「単体テスト」、複数のソフトウエア部品を組み合わせて実施する「結合テスト」、本番に近い動作環境で全部品を組み合わせて実施する「システムテスト」、要求を満たしているかをユーザーの立場で確認する「受け入れテスト」という分け方がある。

 個別テスト計画書は、単体テストに対応して「単体テスト計画書」、結合テストに対応して「結合テスト計画書」といった具合で作成する。多くの場合、この個別テスト計画書の単位でテスト設計とテスト実行を行う。例えば単体テストであれば、「単体テスト計画書」に従ってテスト設計とテスト実行を行う。

 最初に作成するのはマスターテスト計画書だ。個別テスト計画書は、マスターテスト計画書や開発チームが作成する成果物をインプットに後段で作成する。想定する読み手も異なる。マスターテスト計画書は、経営層などの上位マネジメントやユーザー企業や接続先システムの開発会社といった広義のプロジェクト関係者向けに作成する。

マスターテスト計画と個別テスト計画の関係
マスターテスト計画と個別テスト計画の関係
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 一方、個別テスト計画書は直接プロジェクトに関わるメンバー、特にテストを担当するメンバー向けに作成する場合が多い。テスト設計プロセスの直接的なインプットとなるため、テスト設計作業に与える影響が大きい。