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米Intel(インテル)は、プロセッサーICなどの製品を開発・提供する事業部とは別に研究部門を持っている。Intel Labsがそれである。Intel Labsは同部門の研究成果を対外発表するオンラインイベント「Intel Labs Day 2020」(Intelの関連ページ)を米国時間の20年12月3日に開催した。このイベントのテーマは「In Pursuit of 1000X: Disruptive Research for the Next Decade in Computing」(邦訳:1000倍の追求:コンピューティングの次の10年に向けた破壊的研究)だった。
Intel Labsを率いるRich Uhlig氏(Intel senior fellow, vice president and director of Intel Labs)によれば、USBやThunderboltといったインターフェース、シリコンフォトニクス、プロセッサーやメモリー、I/Oの仮想化はIntel Labsの研究成果だという。
Intel Labsは次世代のコンピューティングに向けたさまざまな研究を続けている。Uhlig氏は、Intel全体の技術動向を紹介するオンラインイベント「Intel Architecture Day 2020」(2020年8月13日に開催)*1、*2では最後の講演を担当し、Intel Labsが現在フォーカスしている研究領域やその領域におけるテーマを紹介した。
*1 関連記事:Intelが本気の10nmモバイルMPU、技術ポイントを見る