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 週末ドライバーに与えられた時間は少ない。アプリが機能するかどうかを確かめるには、わずか2日間で「偶然にも」空気圧の低下に遭遇しなければならない。そこで、苦肉の策をとった。アラートが上がらないギリギリの狭い範囲を正常値として設定し、クルマを走らせながら待つことにしたのだ。

 すると、ある交差点に差し掛かったところで、アプリはきちんと「空気圧異常」のアラートを上げてくれた。クラウド画面からも、その記録を確認できた。便利なものである。

「空気圧異常」の発生と位置を示すクラウド画面
「空気圧異常」の発生と位置を示すクラウド画面
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週末ドライバーには不要か

 手軽にタイヤの空気圧を確認できるTPMSはドライバーの安心につながる。しかし、今のところ筆者のような週末ドライバーには不要だと感じた。月に1度、給油でガソリンスタンドを訪れるタイミングで空気圧を確認すれば用が足りるからだ。

 実は、TPMSはランフラットタイヤと組み合わせて使うことが多いという。ランフラットタイヤとはパンクしても100キロメートルほど走行を続けられる高機能なタイヤのことだ。

 はじめ、「パンクしても走れるのに、なぜタイヤの空気圧を監視するのだろうか」と疑問に思った。理由を調べてみると、ランフラットタイヤはなまじ走れるので、むしろドライバーがパンクに気付かないことが問題なのだという。

 TPMSはタイヤメーカーも提供している。例えばブリヂストンは2011年に「TPMS B-01」を発売している。空気圧センサーをあらかじめタイヤに組み込み、車載機器のLEDランプが点灯することで空気圧の低下を知らせてくれる。機能はシンプルで分かりやすい。日本ミシュランタイヤも2018年6月、ソフトバンクと共同でサービスの提供を始めている。

 BLUE-Connectのメインターゲットは自家用車ではなく業務用車両という。多くの車両を保有する物流会社やカーシェアリング業者にとっては、遠隔監視を省力化する有力な選択肢になるかもしれない。