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水道工事が終わった自宅付近の道路の路面(写真:日経クロステック)
水道工事が終わった自宅付近の道路の路面(写真:日経クロステック)
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 建設メディアの記者をしていると、屋外で目に入るもの全てが記事化の対象となる可能性を秘めている。それでも、まさか自宅付近の道路での出来事を書かずにいられなくなるとは思わなかった。場所は南関東のある住宅街だ。

 この冬のある日、午前から自宅付近の道路で工事が始まり、驚きのあまり眠気が吹き飛んだ。工事自体はよくある老朽水道管の更新工事で、騒音も極端に大きかったわけではない。日曜日であることに驚いたのだ。

 働き方改革で工事現場を週休2日にすべきだとする声も上がる時世である。大規模災害の被災地でもない住宅街で、日曜日に工事が行われるとは全く想定外だった。施工者が配布した工事を予告するチラシは自宅にも届いていたはずだが、うかつにも目を通していなかった。この点は反省する。

 水道工事を施工する建設会社A社の現場代理人に、1人の近隣住民として事情を尋ねた。「沿道で民間住宅を建てている住宅会社のB社と協議して、B社が休工する日に工事をすることにした」とのことだった。自宅付近の道路の幅はかなり狭いので、2つの工事の車両や建機が同時に稼働するのが困難であることは理解できる。

 しかし、だからといってなぜ水道工事が日曜日に行われることになったのか。A社の現場代理人の言い分は「B社が日曜日しか工事を休んでくれないので」。一方、B社の担当者に電話で問い合わせると、「水道工事は日曜日なら大丈夫かとA社に聞かれたから、日曜日に工事をしてくれるなら助かると答えた。日曜日にしてくれと頼んだわけではない。水道工事のため平日に道路を空けてくれと頼まれてもいない」との答えだった。

 建設会社と住宅会社のどちらが真相を言っているかよりも、両社とも日曜日の工事を依然としてあまり特別なこととは考えていない様子である点が気になった。近隣住民として正直なところ迷惑だという思いと、いまだにこのような意識だから建設業界は就職先として若者に敬遠され続けるのではないかとの憂いが胸中で交錯した。