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 ここ最近、インターネットのニュース記事一覧を見ていると、新型コロナウイルスの話題ばかりで、読者のみなさんも少々食傷気味ではないだろうか。経済活動に大きな影を落とす問題でもあるため、目を背けることができない人も多いだろう。

 自動車業界も同様だ。中国を中心としたサプライチェーン(供給網)が停止したことや、経済停滞による自動車販売へのブレーキなど、大きな影響を与えかねない。ただ、目先のことばかり気にしていても始まらない。こんな時だからこそ、経済停滞のトンネルを抜けた後の先の業界動向にも目を向けておきたいものだ。

 そこで、時計の針を少し巻き戻して、2020年2月に大きな話題を呼んだトヨタ自動車の街づくり宣言について掘り下げてみた。実はトヨタは同社の広報サイトで、街づくりについての情報を今でも大きく取り上げているからだ(図1)。同社がこのプロジェクトに注ぐ力の入れようは、とても強いと記者は感じている。

 その思いの裏にあるものは何か――。ニュースリリースなどの情報を細かく読み解いていくと、さらりと読み飛ばしてしまいそうな企業名に、重要な意味が隠れていたことに気がついた。

図1 トヨタ自動車は街づくりの取り組みを大きく提示
図1 トヨタ自動車は街づくりの取り組みを大きく提示
トヨタ自動車の広報サイトでは、街づくりに関する発表の広報資料を、発表から2カ月たった時点でも大きく提示している。(出所:トヨタ自動車)
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