日経 xTECHではスマートフォンのレビュー記事を掲載しているが、最近の新機種はどれも画面が大きく、画面解像度が高い。

 画面サイズは、今だと5.5インチは普通で、6インチも珍しくはない。解像度もフルHD(1920×1080)クラスはよく見かける。主なフラッグシップ機だと、米アップル(Apple)の「iPhone X」は5.8インチで2436×1125、中国ファーウェイ(華為技術)の「Mate 10 Pro」は約6.0インチで2160×1080ドット、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)の「Galaxy Note8」に至っては6.3インチでQHD+(2960×1440)もある。

 高精細・大画面は今どきのスマートフォンの基本と言って差し支えない状況になっているが、最近なぜかこの傾向とは全く逆を行く新機種が登場した。スペックを見ると、画面サイズは2.45型、解像度は432×240だという。思わず「何だこれは」と口走ってしまった。

 この製品、中国Shanghai Unihertz E-CommerceのSIMフリースマートフォンで、「Jelly Pro」という。いわゆる技術基準適合証明(技適)を取得した製品が、日本のAmazonで購入可能になった。販売価格は約1万4000円だ。

Jelly Pro。色は写真のブラックのほか、ブルーとホワイトがある
Jelly Pro。色は写真のブラックのほか、ブルーとホワイトがある
(撮影:スタジオキャスパー、以下同じ)
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