全1338文字
PR

 2月に「デリーモーターショー2020(Auto Expo 2020)」の取材でインドに出張した(関連記事)。インドに行ったのは今回が初めてだったこともあり、いろいろと衝撃を受けた。

 まず、道路交通状況が混沌としていた。以下の写真は、ウーバー(Uber)を使って平日の朝8時ごろにグレーターノイダからデリー方面に向かう高速道路の様子である。

(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 混雑時には車線の概念がほぼなくなり、3輪タクシーのオートリクシャーやバイクのほか、自転車などもクルマの列に紛れ込んでくる。とても自分では運転できそうになかった。インドの人々は運転がうまいのか、事故現場は出張中に一度も見なかった。故障で止まっている車はよく見かけたが…。

(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 「インドでは自動運転の実用化が難しい」といわれるが、その理由がよく分かった。こんな状況でスイスイと走れる自動運転車はなかなか開発できないだろう。“空飛ぶクルマ”の方が簡単かもしれない。

(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 インドで長年仕事をしている技術者に話を聞くと、「これでも最近はずいぶんましになった」とのことだった。特に高速道路の整備が進んだ結果、交通マナーは改善されつつあるという。ただ、高速道路そのものが日本に比べて華奢(きゃしゃ)なため、一抹の不安を感じるとも言っていた。

高速道路の建設現場。確かに華奢な感じがする。
高速道路の建設現場。確かに華奢な感じがする。
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 一方、下道では未舗装路も多かった。今回宿泊したホテルの目の前も未舗装で、ウーバーの車両は入って来られなかった。周囲はデコボコの荒れ地で、バラック暮らしの人々がたくさんいた。動物も歩いていた。インドではSUV(多目的スポーツ車)が人気だが、恐らく走破性の高さや安全性なども評価されているのだろう。

(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]
(撮影:筆者)
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]