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 国内の組織や企業のWebサイトを模倣した偽サイトが大量に見つかった。首相官邸や横浜市、神戸市、名古屋市など偽サイトをつくられた組織、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)などは2020年5月14日、偽サイトにアクセスしないよう注意喚起を出した。

偽サイトに関する注意喚起
偽サイトに関する注意喚起
(出所:日本サイバー犯罪対策センター)

 新型コロナウイルス対策として配布される定額給付金のオンライン申請が始まった時期と重なり、個人情報の取得を目的としたフィッシングサイト(詐欺サイト)ではないかと指摘する声もある。ただ、申請受け付けを開始していない自治体の偽サイトも多く、偽サイトの設置目的は分かっていない。

 5月14日までに一部の偽サイトを確認したところ、正規サイトと同じ内容が表示され、正規サイトが更新されると偽サイトも更新されるといった具合だった。報道機関の偽サイトも見つかり、この大量偽サイトを報じる記事が報道機関の偽サイトでも表示されることが確認できた。

 一連の偽サイトは、特定のコンテンツデリバリーサービスにホストされており、同一の攻撃者もしくはグループによるものではないかと指摘する声がある。また対象となったのは国内だけでなく、海外の組織や企業の偽サイトも見つかっている。