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 もう1つの原因は、ノートパソコンのLANポート(ジャック)の材質や構造が変わったことだ。LANポートは「凸」の形状をしているが、ノートパソコンの薄型化により、このLANポートの穴も小さくなってしまった。このため、プラグのラッチレバー(ポートに引っ掛ける爪のこと)に余分な圧力がかかってしまう。

従来のLANポート。樹脂でできており、形状も規格通り
従来のLANポート。樹脂でできており、形状も規格通り
(出所:日本製線)
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最近の薄型ノートパソコンにあるLANポート。金属製で、形状は規格よりも小さい(上方の「凸」の部分がほとんど無い)
最近の薄型ノートパソコンにあるLANポート。金属製で、形状は規格よりも小さい(上方の「凸」の部分がほとんど無い)
(出所:日本製線)
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 材質の変化も大きい。従来LANポートは主に樹脂で作られていたが、最近は多くのパソコンメーカーが金属で作るようになったという。このため、プラグを抜き挿しするたびにラッチレバーが削れやすくなり、そのうち引っ掛かりが無くなってすぐに抜ける状態になる。

 では、ユーザー側でできる対策は何か。日本製線の浅香氏によると、まずノートパソコンを手でしっかりと持ち上げてから、プラグを抜く。これにより、ノートパソコンの重さがLANケーブルにかからなくなり、外被がプラグから抜けることが防げる。また、ラッチレバーはしっかりと押し込んでから抜く。これでプラグに余分な力が加わらずに済み、さらにプラグとポートへの摩擦が減るので削れることも防げる。

片手でノートパソコンを持ち上げ、ラッチレバーをしっかりと押し込んでから抜く
片手でノートパソコンを持ち上げ、ラッチレバーをしっかりと押し込んでから抜く
(出所:日本製線)
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 大抵のユーザーは普段、特に意識せずにLANケーブルを抜き挿ししていることだろう。でも、これからはもう少しLANケーブルをいたわってみてはいかがだろうか。