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 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、ネットにあふれるコンテンツと向き合う時間が自然と増えた。SNS(交流サイト)のインスタグラムで見つけたフードデリバリーを頼んでみたり、ファッションブランドのライブ配信を見てシャツを買ってみたりと、従来にない消費行動を取るようになったと感じる。

 中でも最近、もっとも記者の興味をそそったコンテンツが、家具大手ニトリが2020年5月に公開した「触れる動画」だ。知人のツイッターの投稿をきっかけに動画の存在を知った。

ニトリが公開した「触れる動画」。タップしたアイテムが右側にストックされ情報を取得できる
ニトリが公開した「触れる動画」。タップしたアイテムが右側にストックされ情報を取得できる
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気になるアイテムを触るだけで情報を取得

 ニトリが公開した約1分間の動画には、家族4人が同社のアイテムを使ってピクニックを楽しむ様子が流れる。特徴的なのは動画内で気になったアイテムに指で触れると、商品情報をストックできる点だ。

 ストックしたアイテムは画面の右側に一覧で表示される。動画を見終えたあとに再びタップすればニトリのEC(電子商取引)サイトに移動し、詳細を確認したり、そのまま購入したりできる。

ストックしたイスの情報からECサイトに飛んだ。そのまま商品を購入できる
ストックしたイスの情報からECサイトに飛んだ。そのまま商品を購入できる
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 通常であれば、テレビやネット動画で気になる商品を見つけた場合、Googleなどでテキスト検索して自力で探す必要がある。検索している間に動画が進んで内容が頭に入ってこなかったり、後で調べようとしても動画を見終える頃には商品を忘れていたりする。

 動画を見て「これいいな」と思った瞬間に商品をチェックでき、ECサイトまでスムーズに誘導する仕組みは大変便利だ。触れる動画のポテンシャルは高そうだと感じた。