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 自動運転機能を備えたサービスロボットなどを開発するZMPは2021年7月13日、人間の歩行速度程度で移動するロボット向けの眼鏡ファッションを発表した。同社が開発する宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」や1人乗りロボット「ラクロ(RakuRo)」などは、機体前面に目が2つついており、左右に曲がるときに進行方向に目玉が動いてウインカーのような役割をするほか、喜怒哀楽を示すパターンがある。そこに「キュート」「クール」「パッション」など、醸し出したい雰囲気に応じて8種類の眼鏡を用意する。ロボットを利用したり、街中で遭遇したりする人に、より愛着を持ってもらうのが狙いだ。

左は宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」、右は1人乗りロボット「ラクロ(RakuRo)」。いずれも自動運転機能を有し、人間の歩行速度程度で移動する。本体前面に目が付いており、状況に合わせて意思表示をする
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左は宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」、右は1人乗りロボット「ラクロ(RakuRo)」。いずれも自動運転機能を有し、人間の歩行速度程度で移動する。本体前面に目が付いており、状況に合わせて意思表示をする
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左は宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」、右は1人乗りロボット「ラクロ(RakuRo)」。いずれも自動運転機能を有し、人間の歩行速度程度で移動する。本体前面に目が付いており、状況に合わせて意思表示をする
(写真:ZMP)

 現時点ではサービスプランについて具体的に検討している段階だが、まずは7月下旬にも、東京都中央区の佃・月島地域でシェアリングサービスを展開しているラクロの機体に眼鏡をつけて、利用者の反応を確認する予定という。

 もちろん、この取り組み自体に技術的な新規性があるわけではない。しかし、筆者はサービスロボットのような人間と協働するロボットが今後社会に浸透していくことを目指す上で、技術と同じぐらい大事な視点ではないかと思う。ZMP代表取締役社長の谷口恒氏は、「日本人は全体の4分の3が、眼鏡を普段からかけていたり使っていたりする。だから、人の共感を得てより愛着をもってもらうために眼鏡が有効」と考えたという。