全2020文字

 ネットショッピングや電子マネーへのチャージにクレジットカードを利用している人は多い。記者は普段の買い物を電子マネーやクレジットカードで支払うため、現金を利用する機会はほぼなくなった。ただクレジットカードは便利な半面、セキュリティーに注意しなければ思わぬトラブルに発展してしまう。

 例えばクレジットカードの不正利用だ。その被害額は増加傾向にある。日本クレジット協会の調査によれば、クレジットカード番号の盗用による不正利用の被害額は2022年1~3月に94億6000万円と、前年同期と比較して約38%増である。

 2022年4月、恥ずかしながら記者はクレジットカードの不正利用に遭ってしまった。たまたま早期に不正利用を発見できたが、気づかなければそのまま支払っていた可能性が高い。記者の失敗を他山の石として注意していただきたい。

カード解約時に判明

 複数枚のクレジットカードを所持している人も多いだろう。記者も手元には10枚ほどのクレジットカードがあった。ほとんどのクレジットカードは年会費が無料であり、持っていても損はしない。だが利用しているカードは2枚。残りは数年間使っていなかった。中には10年ほど使っていないカードもあった。

 新年度になったので増えすぎたクレジットカードを減らそう――。このように思い立ったのは4月中旬のこと。使っていないクレジットカードのサポートセンターに連絡し、1枚ずつカードを解約していった。

 ところが、あるカード会社に連絡したところ「支払いが完了していない購入履歴がありますが解約しますか」と告げられた。当該クレジットカードは3年間は使っていない。当然、人にカード番号を伝えることはなく、店舗でも利用していない。

 焦りながらWebサイトで利用履歴を確認すると、ドイツのジュエリーショップで買い物をしているではないか。利用額は数万円。見た瞬間、全身から血の気が引くのが分かった。使われたのは間違いなく自分のカードだ。ただちに担当者に不正利用された旨を伝え、カードを停止してもらった。

不正利用された際の利用明細
不正利用された際の利用明細
[画像のクリックで拡大表示]

記者がやってしまった2つのミス

 記者は致命的な2つのミスをしていた。1つは、使わないカードをいつまでも手元に置いていたことである。使わなくなったクレジットカードは、こまめに解約すべきであった。