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 夏休み。飛行機で遠出するなら、旅行カバンの中身には注意したほうがよい。液体を詰めてはいけないんでしょう?それも確かにそうだが、最近個人的に注意しているのは、スマートフォンやデジタルカメラなどの充電に使うモバイルバッテリーだ。

 航空法の規制によりモバイルバッテリーは預ける荷物に入れてはいけない。預け入れ手荷物における危険物なのである。機内持ち込みは、ワット時定格量が100Wh以下なら短絡(ショート)防止措置がしてあれば個数に関係なく持ち込み可能。100Wh超160Wh以下は短絡防止措置がしてあれば2個まで持ち込み可能。160Wh超になると機内持ち込みも不可だ。

 モバイルバッテリーにはWhが書いてあり、書いていなくてもAhとVの記載があれば「Wh=Ah×V」の式で計算できる。例えば10000mAh(10Ah)で3.6Vのモバイルバッテリーは、10×3.6=36Whとなる。スマートフォン用であれば、持ち込みOKのものが大半だろう。

国土交通省は航空機への預け入れ禁止、機内持ち込み禁止のものをまとめたポスターを作っている
国土交通省は航空機への預け入れ禁止、機内持ち込み禁止のものをまとめたポスターを作っている
(出所:国土交通省)
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Wh、Ah、Vがすべて記載されているモバイルバッテリーの例
Wh、Ah、Vがすべて記載されているモバイルバッテリーの例
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 日本航空広報に聞いたところ、荷物を預かった後で中にモバイルバッテリーがあることが分かったら、保安検査場(通過前だった場合)や搭乗ゲートで預けた搭乗者を呼んで取り出してもらうという。モバイルバッテリーを含む預け入れ禁止のもの全体で言えば、実際にこの対応を取ることは稀ではないようだ。

 そして例えば、荷物の奥のほうに詰めてしまったなどの理由でゲートで預け入れ禁止のものを取り出すのに時間がかかると、搭乗便に遅れが出る可能性もあるという。日本航空によるとカウンターで預け入れ禁止のものは案内しているとのことなので、注意すべきは無意識に荷物を詰めてどこにあるか分からなくなったケースだろう。