キャッシュレスの勢いが止まらない。店舗や交通機関、自動販売機など、ありとあらゆる場所で現金を使わずに支払える。もはやキャッシュレスは当たり前。都心のコンビニなどでは、現金で支払う人の方が少なく見える。

 使える場所が増えたことで、キャッシュレスでの決済方法も多様化している。筆者が最も活用しているのは、ソニーのスマートウオッチ「wena wrist(ウェナリスト)」だ。バンド部分にFelicaを内蔵しており、Suicaこそ使えないが楽天EdyやQUICPay、iDといった電子マネー、ヨドバシカメラのポイントカードなどを登録できる。レジやタクシーでスマホやカードを取り出す必要がなく、腕時計をかざせば支払える。実に便利なデバイスだが、まさかこのソニー製品に悶絶するとは思わなかった。

サイズが小さく腕にはまらない

 wena wristを購入したのは2017年10月である。数多くあるwena wrist製品の中で選んだのは「WN-WB01B」。なかなかエレガントでスマートな印象である。価格はソニーストアで5万4260円(税別)。少々高いと思ったが、手ぶらのキャッシュレスを実現できるうえに、スマホのメールやLINE、Facebookと連携した通知機能を持つ。デザインも気に入ったので早速購入した。

スマートウオッチのwena wrist。時計のバンド部分にFelicaを内蔵しており、電子マネーやポイントカードを登録できる
スマートウオッチのwena wrist。時計のバンド部分にFelicaを内蔵しており、電子マネーやポイントカードを登録できる
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 ところが、商品が届いていざ腕に着けてみると、サイズが小さすぎてはまらない。それほど腕が太いわけではないが、男女兼用の時計はそれなりに細い腕の男性しか装着できないサイズだった。調整コマが付いていたが、それを足してもはまらない。追加の調整コマが必要になった。