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「日本に旅行中、英語も中国語も話せない日本人に渡したい」

 展示会場のブースで調子に乗って、いろんな人たちにiliを向けて翻訳を聞かせていたら、一方向翻訳機であるiliの意外な使い方が見つかった。教えてくれたのはある台湾系ベンダーの女性スタッフだ。

 ブースでiliを使用したところ、女性スタッフが「値段はいくらか。購入したいので写真を撮らせて」と言ってili本体を自分のスマホで撮影したのだ。

台湾系ベンダーのブースでは、「iliを購入したい。値段はいくらか。どこで販売されているのか」と聞かれた。
台湾系ベンダーのブースでは、「iliを購入したい。値段はいくらか。どこで販売されているのか」と聞かれた。
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 「この製品は日本語から中国語への翻訳はできても、中国語から日本語への翻訳はできない。それでも欲しいのか」と質問すると*4、「それでも構わない」と言う。彼女は日本への出張も多く、私的な旅行でも度々日本に訪れるらしい。その際、日本語も英語も喋れない日本人にiliを渡して、中国語に音声翻訳してもらうのだと言う。「飲食店や土産物店で、相手が日本語で何を話しているのか理解したい時に役立つはずだ」と嬉しそうに笑っていた。あの勢いだと本当に購入しただろう。

 実際に使ってみてもう1点、気付いたことがある。「他言語への切り替えはお早めに」だ。

 起動も翻訳も早いのだが、英語から中国語、中国から韓国語へと翻訳言語を変更する切り替えには時間がかかる。本体の言語の切り替えボタンを長押しすると、「中国語に切り替え中です。少々お待ちください」と言われる。それから10秒くらい経過して「中国語で翻訳します」という声が出ると、翻訳言語が切り替わる。1分程度だが、会話している相手と気まずい雰囲気が漂うのに十分な「間」が空く。もしも翻訳言語を切り替えなければならない場合は、目的の翻訳言語に早めに切り替えておくのが賢明だろう。

*4 繰り返しになるが英語、中国語、韓国のいずれかで入力し、日本語を含む3カ国語で出力するモデルも販売している。