
記者の眼
目次
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「世界一」PCR検査試薬工場 新型コロナからがん検査へ飛躍なるか
新型コロナウイルスの感染を判別する手段として急速に広まったPCR検査。この猛烈な追い風を受けて成長したのが千葉県松戸市に本社を置くプレシジョン・システム・サイエンス(PSS)だ。同社はPCR検査の前処理である遺伝子抽出に使う試薬や全自動のPCR検査装置の開発・製造を手掛ける。2022年4月21日に…
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水を制して「熱海土石流」の二の舞いを防げ
梅雨が近づいてきた。毎年のように繰り返される豪雨による土砂災害。2021年は、静岡県熱海市で土石流が発生し、30人近くが犠牲になった。
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内幸町1丁目街区の戦略担当に海外事務所を起用、国際感覚豊かな「場づくり」に期待
2030年代最大規模になると目されている再開発事業が「内幸町一丁目街区開発プロジェクト(仮称)」だ。2022年3月に開かれた会見では、計画詳細の他に、マスターデザイン・プレイスメイキングストラテジーを英国の設計事務所PLPアーキテクチャーが担当していることも公表された。経緯を同社の駐日代表に聞いた…
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日本は「プラットフォーマー不在」、野村とテンセントの調査で見えたデジタル後進性
システム関連の取材はそれぞれ別の話題でありながら米企業に申し込むことが多い。筆者が前回特集で取材したシステム監視に関するユーザー事例は日本企業が中心だったが、利用するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の提供企業は全て米企業だった。
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バイクブームに冷や水、予防安全技術は「邪魔な存在」か
「久しぶりにブームが来たのに、このままだと早々に終わってしまうかも……」。うなだれるのは、ある国内二輪車メーカーの関係者だ。明るい話を聞きに向かった「第49回 東京モーターサイクルショー」(2022年3月25~27日、東京ビッグサイト)で出会ってしまった。
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孫正義氏の秘蔵っ子「ペッパー」が心配、鮮烈デビュー時と今の落差
ソフトバンクグループの孫正義氏がヒト型ロボット「Pepper」を初披露して約8年が過ぎた。現在は新型コロナ禍の影響もあり存在が薄くなった感もあるが、人気復活の端緒をつかめるか。
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さらばASIMO、表舞台からの引退に一抹の寂しさ
日本のロボットの歴史に、ひとつの幕が下ろされた。2022年3月末、ホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」が日本科学未来館における動作デモンストレーションを終了し、同館からの「卒業」が発表されたのである。
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いつか終わるNFTブーム、その後にイノベーションは起こるのか
日本政府が毎年6月ごろにまとめる経済財政運営と改革の基本方針である「骨太の方針」。FinTech関連では2021年は、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の推進が注目された。2022年は、ブロックチェーン上でデジタルコンテンツを唯一のものとして扱えるNFT(非代替性トークン)が目玉となりそうだ。
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上海・ロックダウンに住民の悲鳴、「隔離が怖い」 SNSが命綱
「今の上海はおかしい」新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、都市封鎖(ロックダウン)が続く中国から悲痛な住民の声が聞こえてきた。「食料や生活必需品は不足しているものの、SNSを通じたコミュニティーで助け合いができている。一番怖いのは、新型コロナウイルスに感染して隔離施設に入ることだ」。
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AIは開発したら終わりではない、継続して育てる「MLOps」が必要だ
「MLOps(Machine Learning Operations)」という言葉をご存じだろうか。機械学習モデルを実用化しているユーザー企業やAI(人工知能)のベンダーの間で旬のキーワードの1つとなっている。
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トヨタの新EV戦略、本当の見どころ 変化に即応する柔軟性
「今日の会見で注目すべきところは、トヨタ自動車(以下、トヨタ)がいかにEVに積極的になったかではなく、経営の柔軟性ですよね?」──。トヨタが新たな電気自動車(EV)の戦略を発表し、多くの報道陣が集まった2021年12月14日の説明会。会見終了後、会場に残っていた同社社員を見つけて駆け寄った記者は、…
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戦禍に巻き込まれたウクライナの設計者が立ち戻った建築の本質
ウクライナの安価な窓や複層ガラスには強化ガラスが使われていないので、割れると大きな破片が飛び散って危険――。ウクライナ西部の都市リビウを拠点に建築設計やインテリアデザインを手掛けるreplus bureau(リプラスビューロー)はロシアのウクライナ侵攻以降、インスタグラムにこのような投稿を載せるよ…
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寝たきりの人が歩ける「ロボットアシストスーツ」、体験して考えた普及への道
ウィーン……。先ほどまで車椅子に座っていた自分の体が自動で持ち上げられ、歩行を始められる体勢になった。これは筆者が、ロボットアシストスーツ「アクティブ歩行器」を体験した際の一コマだ。
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関東の太陽光や風力発電の実力を分析、3月の需給ひっ迫対策は?
東京電力ホールディングスは2022年4月1日、同年3月の同社管内における電力需給の詳細データ「エリア需給実績データ」を公開した。このデータを見ることで太陽光発電や風力発電の実績値などのほか、3月22日の東京電力管内における電力ひっ迫時に何が起こっていたのかも分かった。それを基に、需給のひっ迫対策も…
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CCCの経営体制刷新を読み解く、注目は2人の取締役とTポイント運営会社
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が2022年4月、CCCとグループの主要子会社の経営体制を刷新した。注目はCCC本体の取締役に登用した幹部2人と、共通ポイント「Tポイント」の運営会社における経営陣の刷新だ。Tポイントの苦境が深まるCCCは、経営陣刷新を局面打開のきっかけにできるのか。
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磁石や吸水樹脂の誤飲事故 開腹手術に至るケースも
消費者庁は2022年3月24日、「磁石」や「吸水樹脂ボール」の誤飲事故に関する注意喚起を発表した。これらを子どもが誤って飲み込んだ場合、開腹手術が必要になるほどの重篤な症状となるという。形状が尖っていたり、毒性があったりするものでなくても、誤飲によって重症化する場合があることを知っておく必要がある…
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城跡の石垣復旧、積み直しだけでは地震に勝てない
強い地震が起こるたびに、被災地にある城跡は無事であったかどうかが、記者としても一個人としても、大きな関心事の1つになる。仙台市を震度5強の揺れが襲った2022年3月16日、市内の仙台城跡で石垣の一部が崩落したと知った。
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タイピングすらできない息子に悲観、ついに頼もしい救世主が現れた
2020年度から全ての小学校でプログラミング教育が必修化されたが、息子はタイピングすらできない。そんな我が子を救うロボットがやってきた。
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HDD大容量化の注目技術「熱アシスト」の実用化は目前
東芝と東芝デバイス&ストレージは2021年末に、世界で初めて「共鳴型マイクロ波アシスト磁気記録(MAS-MAMR)」によるHDDの大幅な記録能力の改善を実証することに成功したと発表した。現時点では、これまで理論として提唱されてきた原理を実証できた段階だが、3.5インチのHDD(ハード・ディスク・ド…
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ドラゴンボールにワンピースまで影響、セキュリティー被害の内容に変化
企業へのセキュリティー被害が広がる中で、テレビアニメ放映延期や自動車関連の工場停止など最近ではその内容に変化が見られるようになってきた。
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