
記者の眼
目次
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あなたのメール、不正ログインされていませんか
「私のメールアカウントは絶対に不正ログインされていません」。こう言い切れる人はどれだけいるだろうか。「Office 365」や「G Suite」といったクラウド型のメールサービスを利用する企業が増える一方で、高まってきたのが不正ログインのリスクだ。
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デジタル・ガバメント化で政府システムはどう変わる?
政府は「デジタル・ガバメント実行計画」を1月に決定した。「利用者中心の行政サービス改革」を実現するために、システム基盤はどのように変えていくのか。今後の調達要件などに取り込まれるであろうポイントを整理する。
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バルセロナのスリからITで身を守ってみた
「カバンを置き引きされた」「パスポートを抜き取られた」。モバイル関連で世界最大規模の展示会「Mobile World Congress 2018」への海外出張が決まった時、周りから一斉にかけられた言葉がスペイン・バルセロナの“スリ”の脅威だ。ITの力で被害を未然に防ぐ方策を考え、実行してみた。
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平成とともに終わる、みずほ銀システム統合の特需
2019年、みずほ銀行が持つ勘定系システム「STEPS」がその役目を終える。切り替えスケジュールの発表を聞いて、筆者はある大手ITベンダーの社長の発言を思い出した。
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エンジニアのランチ事情が気になって仕方がない
以前、あるITエンジニアのランチ事情を聞いて驚いた。20代の彼は、Amazon.co.jpで缶コーヒーをまとめ買いし、1日に5本ほど飲むという。驚くのは、食事を一切摂らないこと。缶コーヒーを飲むことがランチだと言うのだ。
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人気者も優等生も天才肌も悩む、世界三大クラウドの尽きぬ課題
クラウドサービスで他をリードするのが、「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform(GCP)」。3者の課題を探ってみた。
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IT化を叫ぶ経営トップ、「社長は分かってない」と嗤う現場
「経営者がIT、ITと叫んでいる割にはIT部門を担う人材は少ない」。日経コンピュータの「システム導入/刷新プロジェクト」実態調査に寄せられた、自由記入欄に目を通すと、IT化に積極的な企業経営者をバッサリ切り捨てる指摘が少なくないことに驚いた。
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金融庁はお墨付きを与えず、仮想通貨の自主規制団体に課せられる重責
コインチェック流出事件や7社への行政処分を受け、国内の仮想通貨交換業への信頼は地に墜ちた。この信頼を回復させる重責を担うのが「自主規制団体」である。
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携帯参入の楽天、ローミング頼みで勝てるわけがない
楽天が携帯電話事業に新規参入する。2018年2月には総務省に新たな周波数の割り当てを申請。三木谷浩史会長兼社長が「MWC2018」の基調講演で「ゲームチェンジャーになる」と宣戦布告した。筆者が最も注目するのは、既存事業者とのローミング(相互乗り入れ)である。
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国も社長も分かってない、開発現場の損得で考える働き方改革
働き方改革という言葉が広まって1年余り。国会での議論やIT企業がアピールする働き方改革を見聞きしても、筆者は「何か足りない」とずっと感じていた。長時間労働に歯止めをかけるルールなどは確かに大切なのだが、現場が得するという視点が置き去りになっているのが原因だ。
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使えるAIボットは一日にして成らず
人工知能(AI)を使って自然な言葉でユーザーと対話する「チャット(会話)ボット」を活用する企業が増えている。AIを使ったチャットボット(AIボット)活用が広がる理由の1つが、クラウドベンダーによる自然言語認識AIサービスの提供だ。
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就活前の学生が機械学習に挑戦する授業に潜入、講師は最強タッグのデータサイエンティスト
事前に与えられたデータを使って、自分が立てた仮説に基づく予測モデルを機械学習ソフトで生成し、「どれだけの利益が見込めるか」「この事業を進めるべきか」といった結論をプレゼンする。そんな実践的な演習型授業に、筆者が飛び入り参加した。
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「ソフトウエアをどうしていますか?」、その答えで器量が分かる
ソフトウエアをどうしていますか? この問いにどう答えるかでその人の器量が分かる。経営者・管理職・現場担当者、事業側・技術側、文系・理系といった立場や経歴に関わらず、仕事を通じて何らかの価値を世の中に提供できる人かどうかを判断できる。
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エンジニアも高齢化、基幹系システムは本当に「地味で古くて未来がない」のか
デジタル化の波に乗り基幹系システムの再構築の波が来るかもしれない。基幹系システムは「枯れて未来がない」とも言われている分野だが、今後数年で再構築が進む可能性が出てきている。
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プロマネは技術者の仕事ではない、それなら誰が担うのか
「プロマネは技術者の仕事ではない」に異議がある読者はいないと思う。プロマネと技術者の仕事は全く別物だ。問題はここからで、SIerのプロマネと話すと、ほぼ全員が「だけど、技術者でなければプロマネは務まらない」と言い切る。私からすると、二重の意味で「えっ! そうなの?」である。
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ベトナムの自動運転車にオフショア時代の終焉を見る
年の瀬が迫った2017年12月18日、筆者はベトナムの商都ホーチミンから郊外に向かっていた。道路の両側には、建設中の高層マンションが立ち並ぶ。同国不動産最大手のビングループ(Vin Group)が分譲マンションを盛んに売り出しているらしい。経済成長が続く新興国の活気が伝わってくる。
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農業のデジタル変革、担い手は中小生産者や障害者、地方の高齢者
「働き手のコミュニケーションが改善して生産性が上がった」「売れ残りが劇的に減った」「年収1000万円の高齢農家が競っている」―。サイボウズの業務アプリ開発プラットフォーム「kintone」を活用する農業生産者らが一堂に会して成果を披露するイベントが2018年2月に開かれた。
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日本の大企業が失敗から学べない理由
シリコンバレーのスタートアップを取材していて気付くのは、彼らがみな「失敗からの学び」を大事にしていることだ。とにかく多く失敗することで、より多く学ぼうとしている。一方日本の大企業は、失敗から学ぶのを苦手とする傾向がある。なぜだろうか。
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仮想通貨交換所の自主規制ルール案を考えてみる
2018年1月26日に発生したコインチェックのNEM流出事件は、これまで仮想通貨の存在を「社会実験」「イノベーションの促進」として認めていた蜜月の時代の終焉を意味する、と筆者は考えている。
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同一労働同一賃金とは「年功序列をやめること」、見えてきた働き方改革の本質
「同一労働同一賃金は、簡単に言うと年功序列、年功型の賃金をやめましょうと言ってるんですよ」。勤怠管理などのクラウドサービスを開発するチームスピリットの荻島浩司社長はこう説明する。同氏は一般社団法人働き方改革コンソーシアムの企画パートナーを務めており、働き方改革に関して一家言持つ人物だ。働き方改革に…
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