専門記者ならではの視点で製品やサービス、業界の動向に切り込みます。

記者の眼
目次
-
加熱するIT人材争奪戦、エンジニアのプログラミング能力を可視化できているか
プログラミングの力を評価、ランキングすることにより可視化して、転職活動や新卒就活を支援するサービスが受けている――。そう聞いて興味を持った。今やユーザー企業やITベンダーだけでなく、霞が関・自治体もIT人材争奪戦に参戦している。だが、まともに採用できているか疑問だったからだ。
-
「一家に1台の3Dプリンター時代」は来る?現実解はコンビニ印刷か
3Dプリンターがぐッと身近になってきた。新型コロナ禍下において、3Dプリンターを使ってフェースシールドを造る取り組みが注目を浴びた。こうした動きは、低価格な3Dプリンターが少しずつ普及してきたことを示している。実際、従来は個人で購入するのが難しかった光造形式3Dプリンターの価格は、ここ数年で劇的に…
-
チームラボの「アート浴」が登場、まちづくりにも波及する空前のサウナブーム
日々の生活の「インフラ」として、サウナに関心を持つ層が増えてきた。サウナを題材にしたテレビドラマの放映や学会設立のあった2019年以降、女性客を増やしながら今に至る。「空前のサウナブーム」と言われるまでになっている。
-
iPhoneがWi-Fiにつながらない、iOS 14の落とし穴「MACアドレスのランダム化」
iPhoneをiOS 14にアップデートしたら、会社のWi-Fiにつながらなくなった──。最近、企業のネットワークでこうしたトラブルがよく見られるようになった。その原因は意外なところにある。
-
Intelの戦略から透ける ムーアの法則の終焉とTSMC頼りのリスク
米Intel(インテル)の新CEO Pat Gelsinger(パット・ゲルシンガー)氏がオンライン会見「Intel Unleashed: Engineering the Future」(米国時間の2021年3月23日に開催)で、同社の製造戦略「IDM 2.0」を発表した。この会見で、米国の半導体…
-
新宿中央公園にこつぜんと姿を現した「スマートポール」の正体
2021年3月、東京都新宿区の新宿中央公園に1台の装置がこつぜんと姿を現した。一見するとスクリーンがあり映像が流れているので、デジタルサイネージ装置のようである。
-
日産秘蔵・究極の“味見”エンジン、熱効率50%もここから
「マジですか」――。思わず素が出てしまった。日産自動車の技術・製品開発の総本山である日産テクニカルセンター(NTC)で次世代エンジンの取材をしているときだった。様々な実験室や機材などを紹介してもらう中で、筆者が一番驚いたのが「フル可変単気筒エンジン」と名付けられた試験装置だった。
-
情報を隠された山口県民はもっと怒っていい
無用の混乱を招く恐れがある――。2020年11月に桁端部が跳ね上がる事故を起こした山口県の上関大橋について、モニタリングデータなどを非開示とした県の言い分だ。日経コンストラクションが公文書開示請求で入手した資料では、点検記録や事故後の損傷状況と思われる箇所も、大部分が黒塗りになっていた。
-
AIで翻訳家の仕事はなくなるか、「ポストエディター」という新たな職種も
AIによる機械翻訳が目覚ましい進化を遂げる中、翻訳業界では「翻訳家の仕事は二極化する」といった考えが広がっている。専門分野の翻訳家の仕事はなくならないが、それ以外の仕事はAIとそれを使いこなす「ポストエディター」と呼ぶ職種に置き換わるとの見方だ。
-
コークスなしでCO2排出ゼロ、日本製鉄が挑む3つの革新技術
「ゼロカーボンスチールの実現を最重要課題と位置付けて積極的に取り組む。極めて困難な課題だが総力戦で挑む」――。日本製鉄は、2021年3月30日にオンライン記者説明会を開催、同社常務執行役員(環境担当)の鈴木英夫氏は冒頭のように述べて「ゼロカーボンスチール」への意気込みを見せた。
-
楽天モバイルのサポートは大丈夫か、筆者の「Rakuten Mini問題」は解決に半年
携帯大手の新たな割安プランが2021年3月下旬に立ち上がり、楽天モバイルや大手MVNOも対抗プランを打ち出した。顧客サポートをオンライン中心にしたり、それに特化したりしているのが特徴だ。この動きを前向きに捉えている筆者だが……。
-
米制裁で窮地のファーウェイが見せた底力、不振スマホ分野も微増
「あれだけ米国政府の制裁を受けても、売上高微増という点が驚き」――。中国の通信機器大手、ファーウェイ(華為技術)が2021年3月31日に発表した2020年12月期決算を見た筆者の正直な感想だ。同社の20年12月期決算は、売上高が前期比3.8%増の8914億元(約15兆円)、純利益は同3.2%増の6…
-
リモート時代に実感する「リアルな場」の重み、建材展で探し当てた特殊加工ガラス
Web会議ツールなどの普及とともに、リモートワークが浸透してきた。建材をはじめとする展示会の場はウェブ上にバーチャルで設ける例が増えている。通勤や移動の手間が減る一方、リモートやバーチャルでは得られない情報をどう集めるか。現地を訪ね、自分の足と目で確認することの重要性が今まで以上に高まっている。
-
「給与のデジタル払い」解禁に怪しい雲行き、議論を早めるための一計
給与デジタル払い(ペイロール)の解禁に向け、厚生労働省で議論が進められている。だが、その雲行きが怪しい。ペイロール解禁はいつになるのか、キャッシュレス決済サービスの事業者が参入できる内容になるのか、これまでの議論からあるべき姿を考えた。
-
もはやSFではない、宙に浮くボタンが想像以上に浮いていた
浮いている、思った以上に浮いている――。空中に映し出されたトイレの操作ボタン映像を目の前に、思わず声が出た。このSF映画のような、空中浮遊映像技術を用いた非接触インターフェースを開発するのはパリティ・イノベーションズだ。両社はコロナ禍での非接触需要の高まりに応え、トイレの操作パネルなどへの同製品の…
-
製造・インフラだけではない、じわり広がる「予兆テック」
保険や宇宙といった様々な分野にじわりと、しかし確実に、ある技術の導入が進んでいる。それが「予兆テック」だ。産業は異なっても、予兆テックは「データを収集しAIなどを用いて異常を検知する」という点で共通している。
-
検査不正や半導体不足、露呈した自動車産業の内弁慶な姿勢
新型コロナウイルス禍であらためて分かったのは、自動車産業が日本の製造業を支えているということだった。一方で、その自動車産業が必ずしも盤石ではないと思わせる出来事も起きている。
-
先行きの見えない時代こそ、「ぶれないインフラ整備」を
コロナ禍で、先行きを見通すのが難しい状況が続いている。あと4カ月ほどに迫った2021年の東京五輪・パラリンピックについて、海外からの観客の受け入れを断念することが決まった。1年半前には、会期の延期さえ想像できなかった。
-
「こんなAIは使えない」、導入後しばらくして現場からダメ出しが起きるわけ
「AIの予測は当てにならない」「予測が外れたら誰が責任を取るのか」。AIを開発して現場業務に投入したところ、ほどなくして業務担当者からネガティブな意見が噴出する――。国内の製造業を中心にこんなケースが起きているという。
-
現実世界での囲い込みの鍵を握る感情推定技術、凸版も本腰
人間の趣味嗜好だけでなく、ある場面・ある出来事ごとの感情を基に「個別最適化(パーソナライズ化)」するサービスが立ち上がろうとしている。
日経クロステック Special
What's New!
IT
- こども施設ICT化のキーツールとは?
- dynabook高校生向け新モデル登場!
- 愛知県のICT教育は「Surface」
- 約30年の知見で映像ニーズの拡大に対応
- 在庫・コスト最小化とサービス最大化を両立
- ゼロトラスト具現化への“一丁目一番地”は
- “Beyond MaaS”は加速する
- NECとインテルが語るデータの民主化とは
- DX投資の形は「終わりのない都市計画」へ
- 新世代型CMDBがもたらす俊敏性と対応力
- ハイブリッド・プラットフォームは新世代へ
- 基盤を刷新、三密回避や在宅勤務拡大に貢献
- 4K大型提示装置が拓く新たな学びの世界
- DXを加速させるクラウド型コールセンター
- ものづくりと経営をデータでつなぐ試みとは
- 企業をまたいでERPを連携? 何が起こる
- 全方位DXを推進する意義。カバー範囲は
- DXを内製で実現する「3ステップ」
- 平等より特別の方がビジネスに有利な理由は
- 「データのサイロ化」の原因とその解決法
- 中小企業がDXで効果を上げるには?
- 深い業務理解で顧客を支援≫キヤノンMJ
- ソフトバンクの本気のクラウド事業のすごさ
- 5Gは産業界に大きなインパクトをもたらす
- セブン銀行のATM事業を支えるIT環境
- シチズン時計:クラウド・運用委託でDXへ
- 製造業DXを成功に導くための3つの勘所
- 世界に羽ばたく地域発スタートアップを支援
- 個性派の次代の主役たちがピッチに登場
- クラウド化を見据えたオンプレミスのあり方
- サポート業務にもBCP対策を!
- クラウドを軸に描くハイブリッドIT
- 変革を遂げる日本の製造業、次なる一手
- モバイルセキュリティの最前線は何処に?
- 富士通と日本IBMがローカル5Gで協業
- PPAP禁止!安全なファイル送信手段とは
- Kubernetes管理を圧倒的に簡便化
- コロナ禍のデジタル活用=DXではない理由
- IT企業が満足度1位に選んだクラウドとは
- 必須になるNW増強≫いま選ぶべき製品は?
- 経営層に求められるDXの船“進水”のコツ
- DX時代はヒト、「データ」、モノ、カネ?
- 少量の学習データでもAI活用が可能に!?
- 今後の開発は世界の優秀なギグの活用が必須
- つなぐポイントシステムが地域を盛り上げる
- 時代が変化、今こそ積極的適応が試される
- 有望なBtoBスタートアップが集結!
- 2021年は「MESH」が花開く時
- 導入事例/AMDサーバー向けプロセッサー
- 府中に開設された大規模データセンターとは