
記者の眼
目次
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本社ビルに社名ロゴはもう掲げない、BIPROGY社名変更プロジェクトの裏側
34年間続いた日本ユニシスという社名がBIPROGYになって約1カ月。旧社名からまったく異なる社名へと変えるプロジェクトは大変だったのではないだろうか。実際の浸透具合も気になる。裏側を聞いてきた。
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技術以外に日本の宇宙産業に必要な「一押し」
人工衛星の開発を手掛けるアクセルスペースが、小型人工衛星の「量産化」に挑む。一般的に2年程度を要すると言われる小型人工衛星の納期を、1年未満に短縮するという。2022年4月26日、短納期での小型人工衛星の開発を含め、打ち上げや運用などをパッケージ化したサービス「AxelLiner」を発表した際、同…
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シビックテック、地域に根ざした課題解決の手段になるか
市民がテクノロジーを活用して、社会や地域が抱える課題の解決を目指す取り組みを「シビックテック」という。今、国内各地域でシビックテックが盛り上がりを見せる。各地域での関連イベントは課題を共有する場として、地域の課題解決の糸口になる可能性を秘める。
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半導体不足の舞台裏、奮闘するサプライヤー
半導体不足が長期化するなか、半導体のサプライチェーン(供給網)を構成する商社や装置メーカーが安定供給に向けた孤軍奮闘を続けている。商社の営業マンは顧客メーカーとの交渉に走り回り、装置企業の担当者は部材調達や設計変更に力を入れる。スポットライトが当たることが少ない現場に記者が迫った。
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核融合炉の中核部品は日本とロシアが独占 夢を見た欧州は後手に
世界各国で核融合炉開発の動きが活発化している。核融合炉は原子核同士を反応させ、そこから飛び出した粒子が保有するエネルギーを回収する構造物のことで、気候変動問題を解決する一助になると、技術開発に対する期待が日々高まっている。まだ実験段階であるものの、日米欧中露などといった国と地域による共同プロジェク…
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DXは立ち止まらない、ウクライナ侵攻でも成長するIT組織
最近、ウクライナに関連して2社から話を聞く機会があった。両社とも自国以外の国・地域に多く拠点を持つDX(デジタルトランスフォーメーション)支援を手掛けるIT企業である。成長を支えるチームや組織がどういうものかが興味深いので紹介したい。
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特定エリアの車両を高速検索、トヨタとNTTグループが独創技術
トヨタ自動車とNTTグループは、コネクテッドカー(モバイル通信の機能を備えた車両)向けのICT(Information and Communication Technology)基盤の構築に向けて、共同で技術検討と実証実験に取り組んでいる。その取り組みの中で開発したのが、特定エリアに存在する車両を…
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高機能化するハイテク玩具、日本の競争力に期待する新市場
「ハイテク系トレンドトイ」と呼ばれる分類の玩具の高機能化が進んでいる。玩具に見られるようなエンターテインメント性やゲーミフィケーションの要素がソフトウエアや電子機器に応用され始めている今、実用性とエンターテインメント性が融合した新たな市場が生まれる可能性がある。
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「世界一」PCR検査試薬工場 新型コロナからがん検査へ飛躍なるか
新型コロナウイルスの感染を判別する手段として急速に広まったPCR検査。この猛烈な追い風を受けて成長したのが千葉県松戸市に本社を置くプレシジョン・システム・サイエンス(PSS)だ。同社はPCR検査の前処理である遺伝子抽出に使う試薬や全自動のPCR検査装置の開発・製造を手掛ける。2022年4月21日に…
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水を制して「熱海土石流」の二の舞いを防げ
梅雨が近づいてきた。毎年のように繰り返される豪雨による土砂災害。2021年は、静岡県熱海市で土石流が発生し、30人近くが犠牲になった。
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内幸町1丁目街区の戦略担当に海外事務所を起用、国際感覚豊かな「場づくり」に期待
2030年代最大規模になると目されている再開発事業が「内幸町一丁目街区開発プロジェクト(仮称)」だ。2022年3月に開かれた会見では、計画詳細の他に、マスターデザイン・プレイスメイキングストラテジーを英国の設計事務所PLPアーキテクチャーが担当していることも公表された。経緯を同社の駐日代表に聞いた…
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日本は「プラットフォーマー不在」、野村とテンセントの調査で見えたデジタル後進性
システム関連の取材はそれぞれ別の話題でありながら米企業に申し込むことが多い。筆者が前回特集で取材したシステム監視に関するユーザー事例は日本企業が中心だったが、利用するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の提供企業は全て米企業だった。
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バイクブームに冷や水、予防安全技術は「邪魔な存在」か
「久しぶりにブームが来たのに、このままだと早々に終わってしまうかも……」。うなだれるのは、ある国内二輪車メーカーの関係者だ。明るい話を聞きに向かった「第49回 東京モーターサイクルショー」(2022年3月25~27日、東京ビッグサイト)で出会ってしまった。
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孫正義氏の秘蔵っ子「ペッパー」が心配、鮮烈デビュー時と今の落差
ソフトバンクグループの孫正義氏がヒト型ロボット「Pepper」を初披露して約8年が過ぎた。現在は新型コロナ禍の影響もあり存在が薄くなった感もあるが、人気復活の端緒をつかめるか。
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さらばASIMO、表舞台からの引退に一抹の寂しさ
日本のロボットの歴史に、ひとつの幕が下ろされた。2022年3月末、ホンダの人型ロボット「ASIMO(アシモ)」が日本科学未来館における動作デモンストレーションを終了し、同館からの「卒業」が発表されたのである。
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いつか終わるNFTブーム、その後にイノベーションは起こるのか
日本政府が毎年6月ごろにまとめる経済財政運営と改革の基本方針である「骨太の方針」。FinTech関連では2021年は、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の推進が注目された。2022年は、ブロックチェーン上でデジタルコンテンツを唯一のものとして扱えるNFT(非代替性トークン)が目玉となりそうだ。
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上海・ロックダウンに住民の悲鳴、「隔離が怖い」 SNSが命綱
「今の上海はおかしい」新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、都市封鎖(ロックダウン)が続く中国から悲痛な住民の声が聞こえてきた。「食料や生活必需品は不足しているものの、SNSを通じたコミュニティーで助け合いができている。一番怖いのは、新型コロナウイルスに感染して隔離施設に入ることだ」。
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AIは開発したら終わりではない、継続して育てる「MLOps」が必要だ
「MLOps(Machine Learning Operations)」という言葉をご存じだろうか。機械学習モデルを実用化しているユーザー企業やAI(人工知能)のベンダーの間で旬のキーワードの1つとなっている。
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トヨタの新EV戦略、本当の見どころ 変化に即応する柔軟性
「今日の会見で注目すべきところは、トヨタ自動車(以下、トヨタ)がいかにEVに積極的になったかではなく、経営の柔軟性ですよね?」──。トヨタが新たな電気自動車(EV)の戦略を発表し、多くの報道陣が集まった2021年12月14日の説明会。会見終了後、会場に残っていた同社社員を見つけて駆け寄った記者は、…
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戦禍に巻き込まれたウクライナの設計者が立ち戻った建築の本質
ウクライナの安価な窓や複層ガラスには強化ガラスが使われていないので、割れると大きな破片が飛び散って危険――。ウクライナ西部の都市リビウを拠点に建築設計やインテリアデザインを手掛けるreplus bureau(リプラスビューロー)はロシアのウクライナ侵攻以降、インスタグラムにこのような投稿を載せるよ…
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