
記者の眼
目次
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エンジニアが熱視線、PFNが小学生向け教材を開発したわけ
2020年8月のとある土曜日、小学生の子供たちが夢中でタブレット端末を操作していた。使っていたのは、人工知能(AI)の開発を手掛けるPreferred Networks(PFN)が開発したプログラミング教材「Playgram」である。
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ルネサス好調の背景に“ビークルOS”か
ルネサスエレクトロニクスのデザインイン(商談獲得)が好調だ。同社社長兼CEO(最高経営責任者)の柴田英利氏は2020年8月に開催した戦略説明会で、「上期(1~6月)の自動車向けの受注額が前年同期比でほぼ倍増し、通年目標の8割を占めた」と説明した。
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阪神・淡路大震災で見落としたこと
令和2年7月豪雨では、避難所での新型コロナウイルスの感染リスクが問題になった。だが、避難所での感染症リスクは今に始まったことではない。1995年に発生した阪神・淡路大震災で亡くなった兵庫県内の死者6402人のうち、約350人が震災後に避難所でインフルエンザに感染し既往症などを悪化させて亡くなったと…
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開発言語別の技術者年収ランキング、不人気だが高収入を望める言語はあれだ
日経クロステックで実施したプログラミング言語についてのアンケートで意外な結果が得られた。何かと不人気なあのプログラミング言語が、高収入が望める言語として見直す機会が訪れている。
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「コロナ契機にカスタマイズ生産へシフト」、ある技術者の予言
「まず大量生産方式ラインの受託生産事業者への集約がさらに加速する。そのうえでカスタマイズ生産へのシフトが急速に進む」。新型コロナウイルス感染症の流行後に製造業はどう変わると思うか? を技術者に聞いた日経ものづくりの調査「新型コロナウイルス感染症の流行が製造業に与えた影響と収束後の変化」に寄せられた…
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老舗スマートフォン証券の「PayPay化」で本当に得をするのは誰か
20代から30代までの若年層を中心とする投資初心者を対象に、株式売買をはじめとする証券サービスを提供する「スマートフォン証券」。この分野に大手・準大手の証券会社が相次ぎ参入している。先駆けと言えるのが「One Tap BUY(ワンタップバイ)」だ。
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EUが再エネ×水素社会に舵、炭化水素燃料も余剰電気で合成へ
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーには、一般的な工業製品同様、大量生産すればするほど製造コスト、そして発電コストが下がるという特徴がある。太陽光発電は既に約45年間、風力発電も約30年間、その特徴を示し続け、今後も当分、それが続くとみられている。
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病院が感染症対策のお手本に、清水建設が「トリプルクロス」の配置計画を提案
新型コロナのクラスター発生が各地で相次ぐ。一般的に感染症対策が基本であるはずの病院でも、感染を防ぎ切れない状況だ。感染拡大を防ぐために、病院設計でどのような課題があるのか。病院を多く手掛ける清水建設を取材した。
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コロナ禍の出入国は迅速になるか、世界共通で扱える「コモンパス」への期待と懸念
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が続く中、多くの国では出入国に、PCR検査結果や行動履歴の共有、行動制限などが必要となっている。こうした中、出入国のためにPCR検査結果などを共有する世界共通の電子証明書「Common Pass(コモンパス)」の開発が進んでいる。
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マツダに差す光明 スバルに漂う閉塞感、リコールは出尽くしたか
2021年3月期に赤字を見通すマツダと黒字のSUBARU(スバル)――。よく比べられる2社のうち、近年はスバル優位の印象である。ただし、10年後を見据えると逆に思える。技術面でマツダに希望を感じる一方、スバルには閉塞感が漂う。
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テレワーク下の情報共有を変革、「おせっかい」が役に立つ
業務上分からないことがあったら隣の席の人に聞けばいい――。これまで気軽にできていたことがテレワークでできなくなった。もちろん電話やチャット、メールなどで質問はできる。だが隣りの人に聞く気軽さは捨てがたい。さて何かいい手段はないものか。
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コロナ禍が生み出す「ゲート型」という新たな社会
新型コロナウイルス(新型コロナ)の陽性確認者(以下、感染者)数が高止まりしている。筆者が住む東京都では、300人超えの日が続く。愛知県や大阪府、福岡県、沖縄県などでも感染者は増えている。愛知県は2020年8月5日に、県独自の緊急事態宣言を発出した。
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ぶれる静岡県知事、発言精度を高めよ
「またか」と思った。静岡県の川勝平太知事が国土交通省の藤田耕三前事務次官に、リニア中央新幹線のルート変更を持ち掛けた時だ。
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経営危機でもイノベーション投資は止めない、ANAの信念とJALの教訓
「ブーン」。2020年7月のある週末、北の大地から1台のドローンが上空へ、勇ましいモーター音とともに舞い上がった。ANAグループの持ち株会社であるANAホールディングスと旭川医科大学、調剤薬局運営のアインホールディングスなどが北海道旭川市内で、ドローンによる処方薬輸送の実証実験を実施したのだ。
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ネジやバネが要らなくなったら、機械設計はどう変わる
もし、ネジやバネ、ヒンジといった要素部品を使わなくて済むとしたら――。機械設計の世界は大きく変わるに違いない。
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テレワークで「複業」に現実味、気になる個人と企業の温度差
自宅でのテレワーク作業が板についてきた。通勤がない分、早くから仕事を開始できる。集中できるので効率がいい。こうなると「捻出できた時間を使ってもっと働ける」と思う人が増えてもおかしくない。
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トヨタの「Mobility For All」を、中欧の小国で実践中
自動車メーカーからモビリティーカンパニーへ進化中のトヨタ自動車。それを実現するために複数の活動を行っている。その1つが、健常者だけでなく障がい者も自由に移動できる社会を実現すること。キャッチコピーは「Mobility For All(すべての人に移動の自由を)」である。例えば、足に障がいがあり、車…
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「保険」は水害対策の強力メニューになるか
2018年の西日本豪雨、19年の東日本台風(台風19号)に続いて日本列島を襲った「令和2年7月豪雨」。筆者はいみじくも、3年連続で水災害(大雨による水害や土砂災害)に関する特集記事を担当することになった。
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ばらまき型メールから日本を守る、知られざる善意の50人
サイバー被害を減らしたい――。この思いの下、無償で日本のサイバーセキュリティーに貢献しているセキュリティー技術者50人ほどの集まりがあることはまだあまり知られていない。「ばらまきメール回収の会」である。
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「会社、実在してたんだ」 コロナ世代新入社員の本音
「久保田君、本当に実在してたんだ」。初出社の日、K編集長からの第一声だった。2020年6月、日経BPに新卒入社してから2カ月がたっていた。コロナ世代の新入社員として一番の悩みは普段の交流ができないこと。薄れがちになる「組織に所属しているという実感」は、出社することでしか得ることができないのだろうか…
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