
記者の眼
目次
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迫られる常時SSL/TLS、広がる「トラスト」支配
Webサイトの運営者が気づかないうちに、アクセスが急減したりユーザーの離反が広がったりするサイトが2018年10月に続出するかもしれない。「Chrome」の警告文がきっかけだ。
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アマゾン倉庫で考えた、ロボットに向く仕事と向かない仕事
筆者は先日、米アマゾン・ドット・コムの本社があるシアトル近郊で、商品発送拠点「フルフィルメントセンター」を見学する機会を得た。噂に聞く「棚を運ぶロボット」を直に観察すると、ロボットには向く仕事と向かない仕事があることを理解できた。
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あなたが使っているプログラミング言語は何?
利用されるプログラミング言語の移り変わりは激しい。日経 xTECHでは、現場のエンジニアが使っている言語やスキルアップしたい言語などを「プログラミング言語実態調査」で尋ねている。ぜひご協力いただきたい。
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いつまで続ける?日本独自のOffice戦略
パソコン向けのオフィスソフトとしてマイクロソフトのOfficeが依然として圧倒的なシェアを誇っている。このOfficeがパソコンにプリインストールされているのは日本だけの特殊な状況だ。これが日本市場にとって大きな足かせになっている。
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驚きのマネタイズ、攻撃者が不正ログインで得たもの
ローソンとイープラスは9月、それぞれのサービスへの不正ログインを公表した。ただ会員のポイントを使われたり、会員がクレジットカードを悪用されたりする被害は発生していないという。攻撃者は不正ログインによって、何を得たのだろうか。
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ZOZOの奇妙な冒険、筆者が迎えたスーツの最終回
筆者がZOZOに注文した同社のPB(プライベートブランド)である「ビジネススーツ」と「ドレスシャツ」が二度の出荷延期を経て、ようやく我が家に届いた。さて、サイズはピッタリか。
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築地市場ついに移転、一次産業における真のイノベーションとは
83年の歴史に幕を下ろした東京・築地市場。「東京の台所」の役割は2018年10月11日、豊洲市場にバトンタッチした。昭和30年代には既に取扱量の増大や車両の増加が問題になり、昭和47年には「第一次東京都卸売市場整備計画策定」を策定して機能分散などの具体的な検討が始まったという。
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行列すら教えない高校数学に日本の技術軽視の一端を見た
高校生の息子が数学に興味を持つにはどうすればいいか考えている。息子が興味を示した技術専門書を読むには行列の知識が必要だった。しかし、高校の数学のカリキュラムから行列は消えていた。
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プログラミングとeスポーツ、うちの子に習わせるとしたら?
小学生のころ、バイオリンを習っていたが、生来のこらえ性のなさに照れくささも手伝って、2年ほどしか続かなかった。今から思えばもっと身を入れて習っておけばよかったが、まあ何というか典型的な後の祭りである。そんな記者は最近、近い将来にランキングの新顔になるかもしれない、デジタル時代ならではの「習い事」に…
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デジタル活用を阻む「PoC貧乏」、脱出の鍵はアジャイル
PoC(ポック)貧乏──。講演者の1人が使った言葉が聴衆の笑いを誘った。あるAI(人工知能)関連イベントでの出来事だ。PoC案件のほとんどは「残念な結果に終わる」と講演者は指摘した。
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「飛行機は疲れる」を覆せ、ANAに見るデジタルイノベーションの要諦
「乗ると疲れるヒコーキ」を「乗ると元気になるヒコーキ」へ。そんなイノベーションにデジタルの力で挑もうとしている人がいる。ANAホールディングスのデジタルイノベーション組織、デジタル・デザイン・ラボ(DDラボ)に所属する小野沢綾花イノベーション・リサーチャーだ。
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日報問題で揺れる防衛省、文書管理システムに558億円の謎
防衛省の文書管理システム「AIデータ管理基盤」に疑問が湧いた。同省は関連費用として、2019年度の概算要求に558億円を計上している。潜水艦一隻の建造費とほぼ同じ額だ。「AI(人工知能)を活用して文書を管理する」というコンセプトのようだ。
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「盗まれて困る情報はない」の大嘘、中小企業経営者の危うい意識
敵の弱点を狙う――。言うまでもなく勝負事に欠かせない鉄則だ。今このときも誰かが誰かにしかけているサイバー攻撃で言えばどうか。効率を求める攻撃者が狙う「弱点」はセキュリティ意識の低い人や組織となるだろう。
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ZOZOで注文したスーツが不良品に、出荷延期も驚きの急展開
筆者が7月3日に注文したZOZOの「ビジネススーツ」と「ドレスシャツ」の出荷が再び延期になるとの連絡が来た。原因は商品不良とのこと。その通知があった翌日、筆者を驚きの展開が待ち受けていた。
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会社を辞めようと思うのはどんなときですか
会社を辞めようと思ったのはなぜですか。この質問に対して最初に返ってくるのは、やりがいや人間関係、給与など仕事に直接関係する答えだ。だがさらにヒアリングを重ねると、必ずと言っていいほど仕事以外の要因が影響を与えていることが分かる。
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厚くて重いiPhone XS Max、次こそ薄型軽量化を
2018年9月21日、例年同様、iPhoneの新製品が発売された。「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の2機種だ。iPhone XSはiPhone Xの直系進化版。iPhone XS Maxは大型版だ。iPhoneの買い替えで悩ましいのは、二つのサイズのどちらを選ぶかという点だ。
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コードレス電話はIoTを目指す、LTEとの初対決も近い
だいぶ前から、家庭やオフィスで使われているコードレス電話。そのコードレス電話の通信技術を推す人々が、2018年夏から周知活動を大幅に強化している。かつ、ぜひ知ってほしいというポイントの1つはIoT対応だという。
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孤立するデジタル組織、「事業部受け入れ問題」が起こる2つの理由
デジタル推進組織の取り組みについて取材していると、「PoC(Proof of Concept:概念実証)まで進むのだが、その先に行かない」という声がよく聞こえてくる。PoCで効果が出るとわかったのに、事業部に提案しても採用されないというのだ。
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ソニー製品に悶絶、自ら味わったキャッシュレスの落とし穴
キャッシュレスの方法が多様化している。筆者が最も活用しているのは、ソニーのスマートウオッチ「wena wrist(ウェナリスト)」だ。実に便利なデバイスだが、まさかこのソニー製品に悶絶するとは思わなかった。
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神戸で始まったIT調達改革、失敗恐れずスタートアップに任せる意義
地域経済の活性化を託して、起業支援に乗り出す地方自治体が増えている。ただし大半の自治体にとって、スタートアップや中小のベンチャー企業は育成や誘致の対象であっても、行政システムなどITを調達する取引相手としては見ていない。