
記者の眼
目次
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ARコンタクトレンズの実物を体験、キラー用途が課題も想像力を刺激
それは、かつてSF映画で見たスマートコンタクトレンズを使った未来の生活が、実はすぐそこまで来ていることを実感させるデモだった。
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KDDI通信障害で進むか、10年塩漬け緊急時の事業者間ローミング
10年以上塩漬けだった緊急時の事業者間ローミングは、KDDIの通信障害をけがの功名として、いよいよ国内でも実現するか。
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まさか自分が、しかも2度も!クレカを不正利用された記者が得た教訓
クレジットカードは便利な半面、セキュリティーに注意しなければ思わぬトラブルに発展してしまう。記者はカードが不正利用されたことで新たな教訓を得た。
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原材料価格の高騰に耐えきれない? 三菱自が値上げで先陣
三菱自動車は2022年8月1日に、中型ミニバン「デリカD:5」と小型車「ミラージュ」を値上げします。デリカD:5は一律8万8000円、ミラージュは同3万3000円の値上げになります。両車の最廉価グレードでみると、値上げ率はいずれも2.2%です。
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金融機関のリモート営業、ZoomやTeamsより支持されるツールでも超えられない壁
新型コロナウイルス禍で非対面による顧客接点の強化が重要になるなか、金融機関のリモート営業で意外なサービスが導入数を増やしている。Web会議ツールの認知度では「Zoom」や「Teams」が代表的だが、リモート営業で多くの金融機関に選ばれているのがベルフェイスの「bellface」だ。
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出会いとときめきはやはりリアルで、コロナ禍経て展示会の醍醐味を実感
3年ぶりのリアル開催となるHANNOVER MESSE 2022。リアル開催ならではの「胸躍る」感覚は何にも変え難かった。思いもよらぬ興味深い製品を発見する喜びは、なかなかオンラインでは味わえない。CAPSULARのHOLOMAGIX GOは、そんな来場者のニーズを捉えた製品だったといえるだろう。
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長期修繕の次は利用限界、分譲マンションの2つの老いから「終活」を想定してみる
分譲マンションの適正な管理に欠かせない長期修繕計画をm多くのマンションで作成している。こうしたマンションの管理組合に、次に取り組んでほしいのが「利用限界」の想定だ。建て替えや敷地売却といったマンションの終末に向けた「終活」の議論をするきっかけになる。
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テレワークやDXの先進企業は中小企業を支援せよ、自社内の成功を社外にも
DX(デジタル変革)に先行して取り組んでいる一般の大手企業が自らの経験を踏まえて、中小企業を支援していく。国内でDXを加速させるには今後、こうした取り組みも政府による施策などとともに講じていくべきだ――。記者はここ数カ月で、こうした意見を持つようになった。その背景を説明する。
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日本の半導体製造装置、世界シェア低下に次世代技術で立ち向かえ
半導体製造装置市場で技術進化によるシェア争いが厳しさを増している。日本メーカーの装置販売額は市場の活況を受けて2024年まで拡大を続ける見通しだが、世界シェアは低下傾向にあり、2020年には3割を下回ったとの調査もある。
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遅れてきた「本命」PayPay参入、共通ポイント業界の勢力図はどう変わるのか
共通ポイント業界に「本命」がいよいよ参入する。スマートフォン決済で首位のPayPayだ。NTTドコモや楽天グループなどのライバル勢は、PayPayがスマホ決済と同様に、豊富な資金力を元手に共通ポイント業界に殴り込みをかける構図を警戒する。PayPay参入で共通ポイント業界の勢力図はどう変わるのか。
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「このビルは木造です」、アピール合戦あの手この手を記者が採点
中高層ビルの構造の一部に木造を採用するプロジェクトが急増している。事業者や設計者はせっかくなら、「このビルは木造です」とアピールしたいところだ。そんな木造アピールの視点で、筆者は新築プロジェクトを眺めてみた。
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開発の失敗が誰の責任かとがめるかって?あり得ない、ナイストライに決まっている
「開発の失敗が誰の責任か(追及して)とがめるかって? あり得ない、そんなのナイストライに決まっている」――。最近の取材で、最も記者の印象に残っている言葉である。デジタル活用に積極的なことで知られる某大手流通業のCDO(最高デジタル責任者)を取材した際に出たコメントだ。
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日本の年間消費電力量は急減、電力需給ひっ迫は「タイムシフト」で解決か
昨今の電力需給ひっ迫について、一般の報道や自治体の広報資料をみると、「電力不足」と翻訳されてしまっている。これはさらに「電力量不足」と混同され、電力量不足なら、電力量を増やす原子力発電(原発)を増やさないといけない、という“結論”にたどり着いてしまう。これは、単純に誤りだ。
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合格率15%の「ITストラテジスト試験」を記者が受けてみた
日経クロステック記者がDXブームの中で注目高まる「ITストラテジスト試験」を受験した。受験にあたって準備したことや、試験制度について感じた課題をまとめる。
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三菱自の「eKクロスEV」試乗で感じた軽EVの可能性
先日、三菱自動車の軽電気自動車(EV)「eKクロスEV」に試乗する機会を得た。そこで感じたのが軽EVの可能性だ。
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元請けだけにとらわれるな、建設会社の賃上げで大事なこと
政府が民間企業の賃上げに口出しすることから、「官製春闘」と呼ばれるようになった春の労使交渉。建設会社にとって、国土交通省などが工事の入札に賃上げ企業への優遇措置を導入した2022年は一段と官製色が強まった。
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日本は世界のIT人材獲得競争に勝ち抜けるか、メルカリのインド進出に見る処方箋
国を越えて人材が流動する時代、日本は世界のIT人材獲得競争に勝ち抜けるか。フリマアプリ大手、メルカリの取り組みから処方箋を探る。
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世界最大級の展示会に出展社6割減の異変、消えた中国とロシア企業
新型コロナウイルスの影響で一時開催を見合わせていた世界最大級の産業技術の国際展示会「HANNOVER MESSE 2022」(2022年5月30日~6月2日、ドイツ・ハノーバー)が3年ぶりにリアル開催された。現地で取材した筆者が驚いたのは、過去に何度も現地参加した人々が異口同音に「例年と違う」と唱…
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個人情報流出被害が国内で6月後半に相次ぐ、ランサムウエアより怖い攻撃の正体
ランサムウエアとは異なる別のサイバー攻撃によって個人情報が流出する事件が相次いでいる。脅迫を受けないため、被害者が情報の流出にさえ気付かない。どんな攻撃で、攻撃者の目的は何だろうか。
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高性能は要らない、惣菜工場に産業用ロボットは高すぎる
人手不足を背景に、食品業界でもロボットによる生産性向上が期待されている。しかし、産業用ロボットの多くは製造業や物流用途を想定しているため、食品を容器に盛り付ける惣菜工場の現場には、必ずしも向かない側面があるという。