
記者の眼
目次
-
働き方だけじゃない!根性の使い道まで変えたRPAの威力
「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入する前と後では根性の使い方が変わった」。取材でこんな興味深い話を聞いた。
-
パリで過熱するシェア自転車争い、実際に試してみた
日本でもNTTドコモ、ソフトバンク、LINE、メルカリと参入が相次ぐシェア自転車。先進の地であるパリ市街での勢力争いは、日本のシェア自転車の未来も暗示する。取材の足として、早速両者を試してみた。
-
スマホの4年縛り問題、まず景表法違反でアウトか
公正取引委員会は2018年6月28日、携帯電話市場における競争政策上の課題をまとめた報告書を公表した。前回との大きな違いは、景品表示法に関する記述が増えたことだ。景表法は執行のハードルが低く、携帯大手3社に処分が下る可能性が高まった。
-
働き方改革にアジャイルは効く、残業時間6割削減の総務部門
ヴァル研究所の総務部門は、壁やホワイトボードを使い、あらゆるところにタスクボードなどを設置している。これらによって、仕事の進捗状況やメンバーの作業内容が一目瞭然になるのだ。
-
異職種からエンジニアへ、企業が転身組に群がる理由
エンジニア教育を手掛けるdivは非IT職種からエンジニアになった人の転職を支援するために、ほぼ毎週企業説明会を開催している。ITエンジニア不足が叫ばれるなか、異職種出身者は「1回の開催につき内定が1人出る」(divの張ヶ谷拓実執行役員)ほどの実績という。
-
注目の量子コンピュータ、フツーの会社で使えるか
量子コンピュータが注目を集めている。量子化学やシミュレーションなどの用途は有名だが、量子コンピュータがフツーの会社の情報システムにどう影響するのかは明らかになっていない部分が多い。
-
IoT元年から2年、先行者に学ぶ成功の秘訣
2016年はIoT(インターネット・オブ・シングズ)元年になる――。こう言われて早2年半が過ぎた。2016年は前評判ほどの盛り上がりはなかったものの、ここに来てクラウドサービスを使ったIoT事例がぐっと増えている。
-
中国製ドローンに魅せられて衝動買い、日本企業がダメな理由を考えた
ドローンを衝動買いしてしまった。というか、ドローンに魅せられてしまったといったほうが適切な表現だろう。中国DJIの「Mavic Air」だ。DJIは世界最大手だから当然の選択ではある。しかし、まさか中国メーカーのハイテク製品に物欲が爆発する日が来るとは思いも寄らなかった。
-
アマゾン銀行に備えよ、邦銀連合を志す意外な人物
地域の信用金庫が全国規模のプラットフォームを運営する。言葉を選ばずに言えば、身の丈に合わない目標に聞こえるかもしれない。だが、「誰がやるかは大した問題じゃない」。横浜信用金庫 業務推進部でプロジェクトリーダーを務める田島達也氏は意に介さない。
-
ほど遠い行政のIT化、FAXを廃止できない理由
東京都目黒区で当時5歳の女児が父親の虐待を受けて死亡していたという、いたましい事件が2018年6月に報道された。注目されたのは児童相談所などがいまだにFAXで情報をやりとりしている事実だった。
-
HoloLensを着けた人類はもはや超能力者かもしれない
米マイクロソフト(Microsoft)の透過型ヘッドマウントディスプレー(HMD)「HoloLens」は、人類の知覚を拡張するものだ。そう思わせるアプリケーションに出会った。マイクロソフトリサーチ(MSR)が開発した「Cardiolens」だ。
-
働き方改革の副作用、余暇が増えても学習時間は増えない
このままでは第4次産業革命に乗り遅れる。こんな危機感を抱かせる調査結果をリクルートワークス研究所が2018年6月6日に発表した。働き方改革で残業削減や休日取得が進み余暇は増えても、学びの機会は減っているという。
-
あなたの知らない時刻の世界
「あなたのパソコンの時刻は合っていますか」。こう聞かれると、「NTP(Network Time Protocol)を使っているから大丈夫」と答える人が多いだろう。筆者もそう思っていた。だが、取材すると、時刻合わせの世界は想像以上に奥が深いことに驚いた。
-
AIの導入で減らせる「3つのK」
米グーグル傘下の英ディープマインド(DeepMind)の人工知能(AI)ソフト「AlphaGo」(アルファ碁)が2015年10月に人間のプロ棋士に勝って以来、AIへの人々の注目度は高まる一方だ。
-
自販機天国ニッポン、欠けたウーバーライゼーションの視点
「あれ、お釣りは?」。2000年、初めての海外出張で訪れた米国ニューヨーク市のホテル。寝付けない夜中に喉の渇きを癒やそうとエレベーターホールにあった自動販売機で筆者は1ドル紙幣を2枚入れた。ボタンを押してソーダが落ちて来たのだが、25セントのお釣りが出てこない。何度か叩いても反応はない。単に壊れて…
-
業界内での知名度を売り物にするエンジニアたち
IT業界には、業界内有名人ともいえるエンジニアがたくさんいる。こうした有名エンジニアを類型で分類できるのではないかと考えるようになった。「知名度への態度」によってパターン分けできる気がしてきたのだ。
-
魅力に欠ける新スマホアプリ、セブン&アイのCRM戦略に疑問符
筆者は6月1日から「セブン-イレブンアプリ」を使い始めた。開始初日から今日までの2週間強、セブン-イレブンに通い、レジでスマホアプリを提示して新しい買い物体験とは何かを探った。
-
RPAの罪、情報システム部門の罰
ダメなシステムを温存し、システムの個別最適や複雑化に拍車をかける――。RPAはホワイトカラーのPC業務を効率化する有望な道具になり得る一方で、情報システムが長年抱えてきた根深い問題の解決を先送りにしかねない。情報システムに対する「大罪」とも言えるデメリットをRPAは内包していると記者は考えている。
-
あなたも年収3000万円超のAI人材になれる
優秀なAI人材を確保するのが難しい──。この問題は世界中で深刻になりつつある。中国テンセントの調査機関であるテンセント・リサーチ・インスティテュートは「AI人材(タレント)の需給は著しくバランスを欠いている」とする調査結果を報告している。
-
A380・中長距離LCCの難関、航空2社はIT活用で突破なるか
全日本空輸(ANA)を傘下に持つ持株会社のANAホールディングス(ANAHD)と日本航空(JAL)がここ数年、それぞれ巨額のIT投資を断行している。