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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京や大阪などに緊急事態宣言が発令されて1週間ほどがたった。日経コンストラクションの編集部でも原則、在宅勤務になり、各記者が自宅をベースに取材、執筆・編集を続けている。綱渡りで何とか雑誌発行に結びつけている状況だ。

 そんなコロナ騒動の中で、ふと気になったのは複合リスクだ。

 東日本大震災や熊本地震などでは、被災後に避難所に集まった人たちが、ウイルスに感染する事態が発生していた。この点では、ウイルス拡散のリスクと巨大災害の複合リスク自体は想定内の事象と言える。しかし、今回の新型コロナウイルスのような大規模感染のリスクまで想定していた人は少ないのではないだろうか。

2011年の東日本大震災で避難所となった福島県内の公共施設の様子。避難生活者がひしめき合っていた(写真:日経アーキテクチュア)
2011年の東日本大震災で避難所となった福島県内の公共施設の様子。避難生活者がひしめき合っていた(写真:日経アーキテクチュア)
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 このリスクをより現実的なものと感じさせたのは、2020年4月13日に千葉県などを襲った大雨だ。千葉県南房総市では、大雨による土砂災害などを警戒。避難勧告を発令するに至った。