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トヨタやFAAとの協議が進展

 それとともに、機体の量産に注力中だとする。「トヨタ自動車と協力関係にあるのは非常に幸運。今、量産をどこで実施するか、その場所を検討中だ」(Allison氏)と語る。21年中に、FAAの型式証明取得に向けた量産試作機について詳細を明かすという。Jobyはかねて、24年にもeVTOL機の運航を始めたいとしていた。講演では、「我々は商用サービスに向く機体を持っている。多くの人が考えているよりも早期に市場投入できる」(同氏)と予定通りの運航開始に自信を見せた。

 

 実際、21年2月にJobyは、同社の機体の型式証明の取得に向けた特別要件(special conditions)「G-1」についてFAAと合意したと明らかにした。Jobyによれば合意したのは20年だという。これまで数人が乗る小型eVTOL機の型式証明に向けた基準はなく、FAAで策定中だった。eVTOL機向けに一から新たな基準を策定するのではなく、既存の小型航空機向け認証基準をベースに、eVTOL機向けに要件を拡張するかたちで、eVTOL機の早期認証を目指していた。今後、同基準とG-1の要件を満たすことで、Jobyは型式証明を取得できる見込み。同社の創業者でCEOのJoeBen Bevirt氏は、プレスリリース内で「まだ数年間の試験が見込まれるものの、(G-1という要件が決まったことで)認証を得るための、達成可能で明確に定義された道筋が見えた」と自信を見せた。

カリフォルニア州で飛行するJobyの機体
カリフォルニア州で飛行するJobyの機体
(出所:Joby)
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