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 米アップルが2020年4月24日に第2世代の「iPhone SE」(以下、SE)を発売する。64Gバイトのストレージを搭載したモデルが399米ドルと安価な点が最大の特徴である(関連記事)。699米ドルからの現行機種「iPhone 11」(以下、11)に比べて、4割以上も安い。今回の発表直前の価格が449米ドルだった「iPhone 8」(以下、8)よりも安価である。

第2世代のiPhone SE
第2世代のiPhone SE
本体色はブラックとホワイト、「(PRODUCT)RED」の3種類
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 日本では4万4800円(税別)で、消費税込みで5万円を下回る。安価な一方で、アプリケーションプロセッサー(AP)に11シリーズと同じ「A13 Bionic」を採用した点をウリにする。2016年3月発売の初代SEも価格は399米ドルからで、2015年9月発売の「iPhone 6s」シリーズと同じAPである「A9」を採用した。399米ドルという価格と、前秋に発売されたiPhoneと同じAPを採用するという方針は初代SEと同じだ。

 コスト削減のために、ハードウエアの機能・性能を最新機種の11と比較して削っている。例えばディスプレーに、2代目SEは1334×750画素で4.7型、精細度336ppiの液晶パネルを採用した。11では1792×828画素で6.1型、336ppiの液晶パネルを、価格が999米ドルからの「iPhone 11 Pro」では、2436×1125画素で5.8型、458ppiの有機ELパネルを採用している。

 背面カメラも1つにした。11では2つ、11 Proでは3つ備えている。2017年9月に発表されたiPhone X以降の機種で搭載している顔認証機能「Face ID」を省き、代わりに指紋認証機能「Touch ID」を採用した。防水・防塵性能は「IP67」等級とした。11シリーズの「IP68」よりも低いものの、「iPhone XR」や8もIP67なので日常生活の利用で問題はないだろう。

 アプリケーションプロセッサーは11シリーズと同じA13 Bionicだが、積載するDRAMの容量は異なるようだ。iPhone 11シリーズでは4GバイトのDRAMを備えるが、SEでは3Gバイト品を採用したもようだ。