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 米Tesla(テスラ)CEO(最高経営責任者)のElon Musk(イーロン・マスク)氏が、半導体不足に怒りの声を上げた。「特定の『標準的な』車載チップで、テスラはサプライチェーンの制約を受けている。特に問題なのは、ルネサスとボッシュだ」――。著名な投資家Cathie Wood(キャシー・ウッド)氏のツイートに答える形で、車載半導体の供給不足に関してルネサス エレクトロニクスとドイツRobert Bosch(ボッシュ)を批判したのだ。自動車メーカーのトップが特定のサプライヤーを名指しで批判するのは異例だ。米メディアも大きく取り上げた。

 では、テスラの電気自動車(EV)で利用されている両社の半導体部品は何か。日経BPが2019年12月~2020年3月に発刊した『テスラ「モデル3/モデルS」徹底分解』シリーズ(以下、テスラ徹底分解)で調べた。その結果、安全性に密接にかかわる部分に、両社のマイコンやセンサーなどが実装されていたことが分かった。

テスラのモデル3
テスラのモデル3
(出所:テスラ)
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