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 2021年11月に米ロサンゼルスで開催された「ロサンゼルスオートショー(Los Angeles Auto Show、LA Auto Show)」はコロナ禍の影響で縮小開催を余儀なくされ、大手自動車メーカーの発表は控えめだった。代わりに存在感を示したのが新興の電気自動車(EV)メーカーだ。中でも、一般公開日の前に開催されたプレスカンファレンスのトップバッターとして登場した米Fisker(フィスカー)は、22年11月に納車予定のSUV(多目的スポーツ車)タイプのEV「Ocean」の市販モデルを公開し、話題をさらった。

「Ocean」の市販モデルをロサンゼルスオートショーで公開
「Ocean」の市販モデルをロサンゼルスオートショーで公開
(撮影:日経クロステック)
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 フィスカーは自社工場を持たず、製造を外部に委託している。Oceanの製造を担うのはオーストリアMagna Steyr(マグナ・シュタイヤー)だ。さらに、24年発売予定の次期EV「PEAR」の製造は台湾・鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry)に委託する。本稿では、ロサンゼルスオートショーで明らかになったOceanの特徴や、フィスカーCEO(最高経営責任者)のHenrik Fisker氏が語った鴻海との取り組みについて紹介する。

プレスカンファレンスで熱弁をふるうFisker氏
プレスカンファレンスで熱弁をふるうFisker氏
(撮影:日経クロステック)
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