
シリコンバレーNextレポート
目次
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アップル担当者が明かす M1 Pro/Max誕生秘話
米Appleは2021年10月、パソコン「Mac」向け独自プロセッサー「M1」の上位版に相当する「M1 Pro」と「M1 Max」を発表。両プロセッサーを採用した14型と16型の新しい「MacBook Pro」の販売を始めた。同社はM1 ProやM1 Maxをどのような狙いで開発し、新型MacBo…
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「テスラ保険」がテキサスで始動、総取り狙うマスク氏の深謀
「今後、自動車事業のバリューの30~40%が保険事業になるだろう」――。かつて保険事業の重要性をこう語っていた米Tesla CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏。テスラは、そんな同氏の考えを反映した新たな自動車保険を21年10月からテキサス州で始めた。
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AIがフェイクニュース、自然なつぶやきで世論操作が可能に
性能向上が著しい自然言語処理。中でも、2020年に登場した「GPT-3」は驚異的な性能を誇る。これを利用して生成した文章は、もはや人が書いたものと遜色ない水準に達している。そんなGPT-3でフェイクニュース(偽情報)を生成し、TwitterなどのSNSに投稿すると人の考え方にどのような影響を与える…
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アマゾンが家庭用ロボ参入、まるで動くAlexa 潜望鏡型カメラも
米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は2021年9月28日(米国時間)、家庭用ロボット「Astro」を発表した。音声認識や画像認識などのAI(人工知能)技術を搭載し、遠隔からの監視・見守り用途やセキュリティー用途、家族とのコミュニケーション、簡単な作業支援といった用途に向ける。
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iPhoneに逆風、充電口を「USB Type-C」に統一 欧州委が法案
欧州委員会は2021年9月23日(現地時間)、電子機器の充電ポートをUSBの「Type-C(USB-C)」コネクターに統一する無線機器指令の改正案を発表した。欧州議会や欧州理事会の立法手続きを経て採択されれば、採択日から24カ月の移行期間内に充電ポートをType-Cにする必要がある。
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テスラ車が緊急現場で事故を多発、オートパイロットは大丈夫か
米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が、米Tesla(テスラ)の運転支援システム「オートパイロット」の調査に乗り出した。救急作業中の現場でテスラ車が衝突事故を複数回起こしているからだ。対象は約76万5000台におよぶ。
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「ルネサスとボッシュが特に問題」、テスラCEOが半導体不足で批判
米Tesla(テスラ)CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏が、半導体不足でルネサス エレクトロニクスとドイツRobert Bosch(ボッシュ)を批判した。では、テスラの電気自動車(EV)で利用されている両社の半導体部品は一体何か。
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テスラがまたトヨタやVWの先へ 自動運転ソフトでサブスク開始
かねてソフトウエア重視の姿勢を見せてきた米Tesla(テスラ)が、その真価を発揮しつつある。2021年7月、同社の電気自動車(EV)で高度な運転支援が可能になる「FSD(Full Self-Driving)」と呼ぶ機能の月額提供(サブスクリプション)を米国で始めた。
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iPhoneに続きAndroidでも「UWB」が標準に、40億台市場が爆誕
米Apple(アップル)が推進してきた超広帯域無線技術「UWB」が、いよいよAndroid端末にも広がる。2021年内に正式リリース予定の「Android 12」でサポートする。OSレベルでのサポートにより、Android端末全体に広がる可能性が高い。
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テスラがミリ波レーダーも捨てる 新モデルSにはかっ飛びモーター
米Tesla(テスラ)が電気自動車(EV)のモデルチェンジに相次いで取り組んでいる。2021年5月の納車分から小型セダン「Model 3」や小型SUV(多目的スポーツ車)「Model Y」のミリ波レーダーを省き、カメラだけで「オートパイロット」機能を動作させる。
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ここまでやるかアップル 広告事業者の追跡・本人特定を完全遮断
「プライバシーは基本的人権」――。この方針を貫く米Apple(アップル)は、年次開発者会議「WWDC21」(米国時間2021年6月7~11日、オンライン開催)で、新たなプライバシー保護に向けた取り組みを発表した。例えば、Webブラウザーや電子メールの利用履歴などから、ユーザーの個人プロファイルを第…
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アップルがARの課題にメス、3Dモデルをわずか数分で LiDAR不要
AR(Augmented Reality)分野に注力する米Apple(アップル)が、ARアプリ開発のしきいをグッと下げる。同社は、2021年6月7日(米国時間)からオンライン開催した年次開発者会議「WWDC21」で、ARアプリなどで利用する3次元(3D)モデルを簡単に制作できるAPI(アプリケーシ…
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超音速旅客機の実現に前進、ユナイテッドが購入 29年飛行へ
超音速旅客機を手掛ける米国の新興企業の間で、「勝ち組」と「負け組」が鮮明になってきた。勝ち組は米Boom Technologyだ。米United Airlinesがブームから超音速旅客機「Overture」を15機購入する契約を締結したことを2021年6月3日(米国時間)に明らかにした。一方、ブー…
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Android 12に透けるGoogleの苦悩、追跡防止の本丸手付かず
米Google(グーグル)は、2021年5月18~20日にオンラインで開催した開発者会議「Google I/O 2021」で、スマートフォンなどに向けて同年秋に提供予定のOS「Android 12」のベータ版の提供開始を発表するとともに、新機能をアピールした。中でも、プライバシー保護関連の機能強化…
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ルノー・日産出資の中国自動運転ユニコーンは商用サービスで前進
米シリコンバレーで創業した中国系自動運転企業のうち、Pony.ai(ポニー・エーアイ、小馬智行)と並んで頭角を現し始めたのが、WeRide.ai(ウィーライド・エーアイ、文遠知行)である。2021年5月に初めて評価額を明らかにした。その額は33億米ドルで、10億米ドルを超える、いわゆるユニコーン企…
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トヨタも出資する中国自動運転「ユニコーン」、実力でWaymoに迫る
前編
自動運転においてシリコンバレー発の中国系企業の実力が目覚ましく向上している。原動力は、米国と中国の2つの拠点で、自動運転の研究開発と公道での試験運用を行えていることだ。米カリフォルニア(加)州車両管理局(DMV)による自動運転の公道試験に関する年次報告書では、優れた成績を記録。シリコンバレーの公道…
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トヨタ子会社がリフト自動運転部門を約600億円で買収、実績を評価か
トヨタ自動車の子会社でソフトウエアを中心にモビリティーの開発を担うウーブン・プラネット・ホールディングスは2021年4月27日、配車サービス大手の米Lyft(リフト)の自動運転部門「Level 5」を買収すると明らかにした。買収額は5億5000万米ドル(1米ドル=108円換算で594億円)である。
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AirTagで深化するiPhoneの生活必需品化、これがAppleのUWB戦略
米Apple(アップル)がiPhoneの生活必需品化に向けて、さらに一歩を踏み出した。これまでもiCloudなどクラウドサービスを充実させるなどして、iPhoneからAndroid端末に乗り換えにくいような施策を採ってきたが、今回その領域を現実世界(リアルワールド)にまで広げる。その第一歩となるの…
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Teslaオートパイロットにドライバー不在運転の裏技、重り1つでOK
「ステアリングに手を置かなくても、運転席にいなくてもオートパイロットは動作し続ける“裏技”がある。テスラ車オーナーならほとんどの人が知っている。やるかやらないかは別だが」――。2021年4月17日夜、米Tesla(テスラ)の高級セダンの電気自動車(EV)「モデルS」が木に衝突して炎上する事故が起き…
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M1新iPad ProでミニLEDバックライト、夢のディスプレーへ近づく
米Apple(アップル)は2021年4月20日(現地時間)、タブレット端末「iPad Pro」の新型機を発表した。特徴は、内製のプロセッサー「M1」を搭載したことや、ミリ波帯の5G(第5世代移動通信システム)に対応したモデルを用意したこと、新しいディスプレーを採用したことなど。