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大阪市の水道工事の例(出所:大阪市)
大阪市の水道工事の例(出所:大阪市)
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 大阪市は2月20日、水道工事に契約と異なる材料を用いた施工者19社を3カ月間の入札参加停止とした。大阪市では1月末にも、下水道工事で指定の材料を使わなかった18社に同様の措置を講じたばかり。上下水道の双方の工事で“材料偽装”がまん延している。

 水道工事について市は17年4月、主に下請けとして木下組(大阪市)が施工した13年度以降の工事22件の上層路盤材と埋め戻し土に仕様書と異なる材料を使用したと同社の関係者から通報を受け、調査に着手した。

 まず松林工務店(大阪市)を元請けとする住吉区沢之町の工事で、粒度調整砕石のはずの路盤材が再生砕石で、埋め戻しに用いた改良土の粒度分布も市に提出した書類の通りでなかったことが判明。施工後の水道管の位置が設計と異なることなども分かった。市は松林工務店と木下組を9月から計5カ月にわたって入札参加停止とした。

 後に、残りの21件でも使用材料の不正が明らかになった。いずれも同じ材料メーカーA社の納品伝票の写しを偽造していた。

 さらに市水道局は、木下組が施工に携わったかどうかにかかわらず、通報の対象外の工事も調査の対象に加えた。その結果、木下組が関わった19件と、同社が関わっていないがA社から材料を仕入れた6件の計25件でも、上層路盤材などに用いた材料の不正が判明した。調査は現時点でも継続している。

 市が2月20日に入札参加停止とした19社は、この25件の施工者だ。木下組と松林工務店が再び対象となっているほか、下水道工事の不正で1月末から入札参加を停止されている三貴(大阪市)とグロウ(同市)の2社も入っている。

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