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 厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2017年の建設業の労働者1人当たりの給与は平均で月額38万9037円と、全16産業の平均よりも7万2071円高かった。一方、労働時間は月平均171.9時間(前年比0.3%増)と全産業平均より28.5時間も長く、1時間当たりに換算した給与では全産業の平均と大差なかった。同省が2月23日に年間の調査結果を発表した。

建設業と全産業の月間給与の推移
建設業と全産業の月間給与の推移
(厚生労働省の資料を基に日経コンストラクションが作成)
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 建設業の月間平均給与が増えたのは、13年から5年連続。17年の建設業は、所定内給与が前年並み(0.2%増)だったものの、残業などの手当に当たる所定外給与が前年に比べて6.9%増えたうえ、ボーナスなども1.4%増え、全体では0.7%の増加になった。

 パートタイムの労働者を除いた値では、建設業の月間平均給与は40万6517円となり、全16産業の平均を7560円下回った。平均労働時間はパートタイム労働者を除くと176.7時間となり、全産業平均を7.9時間上回っている。このため、平均給与を平均労働時間で割った時給額は2301円と、建設業は全産業の平均額を150円以上下回る。

 時給換算額の高さでは全16産業中、建設業は下から6番目。最も高い電気・ガス業に比べて1312円低い。

時給額のランキング
時給額のランキング
時給は現金給与を実労働時間で割って算出した。パートタイム労働者を除いた値(厚生労働省の資料を基に日経コンストラクションが作成)
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 毎月勤労統計調査は、常用の労働者5人以上の約190万事業所から抽出した約3万3000事業所を対象に実施。賃金、労働時間、雇用の変動を毎月、調査している。