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 国土交通省は、この冬に各地で大雪による車両の立ち往生が相次いだことを受け、冬季の交通確保策の検討を始めた。専門家による委員会を立ち上げ、2月26日に初会合を開催。4月に具体的な対策を取りまとめる予定だ。

福井、石川の両県にまたがる国道8号では今年2月6日から9日にかけて、大雪で最大約1500台の車両が立ち往生した(出所:国土交通省近畿地方整備局)
福井、石川の両県にまたがる国道8号では今年2月6日から9日にかけて、大雪で最大約1500台の車両が立ち往生した(出所:国土交通省近畿地方整備局)
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 国交省が設置した「冬期道路交通確保対策検討委員会」(委員長:石田東生・筑波大学名誉教授)で、道路の管理者や利用者などが認識すべき役割を把握し、ソフトとハードの両面から大雪対策を検討する。

 例えば、事前のソフト対策としてリスクの高い箇所を把握し、チェーン規制や高速道路と国道の連携などを模索する。ドライバーに対して道路利用を控えさせる対策についても考える。ハード対策では、除雪体制の増強のほか、融雪装置や待避所の整備などが課題になりそうだ。

 大雪発生時の対応として、立ち往生した車両への支援策を考える。ICT(情報通信技術)を活用した情報提供の強化や支援物資の輸送手段について検討する。

 関係機関の役割や連携方法についても整理する。情報共有の方法のほか、大雪に備えた合同訓練や時系列での詳細な対応を考える。