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設計と施工が同時進行

水門の完成イメージ(出所:岩手県)
水門の完成イメージ(出所:岩手県)
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 岩手県は閉伊川の災害復旧を急ぐため、概略設計だけで工事を発注し、詳細設計とその前提になる地盤や地質の詳細な調査を施工とほぼ同時進行させることにした。詳細設計者はニュージェックだ。

 この発注方式を採ったために、地盤などの調査と詳細設計の進展に伴い水門土木工事の契約変更がたびたび必要になった。地中に岩石や液状化層を確認するたびに工法の変更や追加で対応したことが大きく影響している。16年5月時点で契約金額は当初より100億円以上多い約180億円となった。

 今回の変更で、基礎杭の工法をバイブロハンマー工法からダウンザホールハンマー併用の中掘り工法に、地盤改良を機械かくはん工法から高圧噴射かくはん工法にそれぞれ改めた。さらに16年8月末の台風10号で被災した仮締め切りと河川堤防の復旧を工事に追加した。県河川課によると詳細な地盤調査などがまだ完了していないため、工事費はさらに増える可能性もある。