仙台市地下鉄南北線が4月18日に停電で6時間にわたって運行を停止した事故は、盛り土の変状で側溝(トラフ)が沈下し、下を横切っている送電ケーブル(き電ケーブル)が損傷したことが原因だったことが分かった。仙台市が7月2日までに明らかにした。
ケーブルの損傷があったのは八乙女─黒松間の八乙女駅(泉区)付近の地上区間で、開通前年の1986年ごろに整備された。近隣の八乙女変電所から架線に送電するケーブルが損傷して4月18日午後5時14分ごろ漏電し、停電が発生した。
市は交通局職員で構成する事故調査委員会を設置し、5~6月に2回の会合を開いて事故の原因を調べた。