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「少なくとも3年目には売上高10億円に」

 會澤高圧コンクリートは、生コンクリートやプレキャストコンクリートの製造販売などを手掛けており、17年3月期の売上高は166億円だ。グループ会社を通じた海外展開も積極的に進めている。「少なくとも3年目には新たに導入する舗装技術によって10億円程度の売り上げを立てたい」と中村主席研究員は目標を掲げる。

 同社は17年に、デルフト工科大学発のベンチャー企業が権利を持つ自己治癒コンクリート技術について、日本国内での独占販売契約を締結。18年4月からは液状の補修材の販売を開始している(関連記事:「いよいよ市場に、微生物がコンクリートを勝手に修復」)。

 中村主席研究員は「コンクリート技術に比べてアスファルト舗装技術の方が実装を進めやすいのではないか」とみる。コンクリート材料を新設の建物に適用しようとしても、建築基準法などの規制の壁が大きくて難しいからだ。

デルフト工科大学で研究開発された自己治癒型コンクリートの補修メカニズム。コンクリート内にあらかじめ入れておいたバクテリアを用いてひび割れを補修する(資料:日経ビジネス)
デルフト工科大学で研究開発された自己治癒型コンクリートの補修メカニズム。コンクリート内にあらかじめ入れておいたバクテリアを用いてひび割れを補修する(資料:日経ビジネス)
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液状の補修材を地下駐車場の床に施工している様子。この補修材については、會澤高圧コンクリートが2018年4月に販売を始めた(写真:デルフト工科大学)
液状の補修材を地下駐車場の床に施工している様子。この補修材については、會澤高圧コンクリートが2018年4月に販売を始めた(写真:デルフト工科大学)
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