羽田空港B滑走路で7月16日に見つかったアスファルト舗装の剥離は、猛暑で内部の水分が膨張して劣化を促したことが原因の可能性があることが分かった。空港を管理する国土交通省航空局が17日に明らかにした。今後、現場付近のアスファルトの劣化状況を調査し、舗装の更新前倒しが必要かどうかを検討する。
舗装の剥離は16日午後0時45分、国交省東京空港事務所の職員がB滑走路とA滑走路の交差点付近で発見した。大きさは縦約30cm、横約40cm、深さ約5cm。同事務所はB滑走路を直ちに閉鎖し、2時55分から剥離箇所を応急復旧。4時35分に閉鎖を解除した。
4時間弱に及んだ滑走路閉鎖の影響で、羽田出発の7便、到着の8便が欠航。ほかに500便以上が遅延した。