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 国土交通省の港湾工事を受注した建設会社が、総合評価落札方式の入札で示した技術提案の内容を履行せず、さらにその事実を隠蔽して指定停止になる異例の事態があった。

 国交省四国地方整備局は9月21日、契約違反を理由に奥村組土木興業を2カ月の指名停止にすると発表した。四国地整によると、「技術提案の不履行による指名停止は、調べる限り前例がない」という。

高知港の全景。高知港海岸湾口地区の既設堤防の補強工事で、奥村組土木興業が不正を犯した(写真:国土交通省四国地方整備局)
高知港の全景。高知港海岸湾口地区の既設堤防の補強工事で、奥村組土木興業が不正を犯した(写真:国土交通省四国地方整備局)
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 問題の工事は、四国地整が2017年度に発注した「高知港海岸湾口地区堤防(改良)工事」。全長約2900mの既設堤防の一部(延長約230m)を補強する工事で、工期は17年8月30日から18年10月31日まで。昨年8月23日に実施した入札で、奥村組土木興業が2億1305万円(税抜き)で落札した。

(資料:国土交通省四国地方整備局)
(資料:国土交通省四国地方整備局)
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