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 福島第1原子力発電所の事故に伴う除染で発生した土を、福島県内で常磐自動車道などの工事に再利用する実証事業の計画が、相次ぐ地元住民の反発で滞っている。

 南相馬市の常磐道拡幅工事で盛り土に再利用する計画では、環境省が2018年12月に地元説明会の開催を申し入れたが、住民代表に門前払いされた。

 二本松市の市道舗装工事で路床に再利用する計画も、市民団体などの反対運動を受け、18年6月に事業を中断。同年3月に民間事業者と結んでいた契約も11月に解除した。

二本松市の市道舗装工事で計画された実証事業のイメージ。市民らの反対で事業を中断した。未舗装の市道に対して除染土を路床に再利用する予定だった(資料:環境省)
二本松市の市道舗装工事で計画された実証事業のイメージ。市民らの反対で事業を中断した。未舗装の市道に対して除染土を路床に再利用する予定だった(資料:環境省)
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(関連記事: 除染土を路床に利用、一般の道路で実証へ