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 イタリア財務警察は現地時間の2019年7月1日、43人が死亡したポルチェベーラ高架橋(通称「モランディ橋」)の落橋事故の瞬間を捉えた新たな映像を公開した。

 一般公開したのは、18年8月14日に崩落したP9主塔を、西側にある廃棄物処理会社の防犯カメラが捉えた映像。ポルチェベーラ高架橋を、西から東に向かって至近距離から撮影していた。

 映像が始まって35秒。大型のトラックが通過した直後に、P9主塔の頂部と箱桁をつなぐ南西側の斜材がたわみ始め、中央で折れる。同時に、主塔の頂部とその付近にひび割れが生じ、映像開始から40秒後には箱桁の大半が崩落。50秒後には主塔も倒壊した。

■ポルチェベーラ高架橋の崩落を捉えた新映像
(動画:Guardia di Finanza)

 映像を見た日本のコンクリート橋の専門家は、「南西側の斜材が中央で折れたのは、主塔の頂部でケーブルが切れたからではないか。アンバランスになった主塔の頂部に大きなひび割れが発生し、一気に崩壊したように見える」と指摘する。

(関連記事:イタリア「モランディ橋」はなぜ落ちた?