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 京都市内の交差点で2019年7月23日、マンホールから噴出した空気の影響とみられる地盤の隆起で、舗装が延長約15mにわたって損傷した。当日の大雨で、付近の下水道に雨水が急激に流入して管内の空気圧が高まり、マンホールの躯体と鉄蓋の接続部から噴き出したようだ。下水道を管理する市は今後、詳細な調査を進め、原因を究明する。

マンホールのイメージ図。飛散防止型の鉄蓋の隙間や空気抜き構造のパイプから排出しきれなかった空気が、鉄蓋とマンホール躯体の接続部(図の調整部)から噴き出して、付近の道路を破損させたとみられる。取材などを基に日経コンストラクションが作成
マンホールのイメージ図。飛散防止型の鉄蓋の隙間や空気抜き構造のパイプから排出しきれなかった空気が、鉄蓋とマンホール躯体の接続部(図の調整部)から噴き出して、付近の道路を破損させたとみられる。取材などを基に日経コンストラクションが作成
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 事故があったのは、市内の主要幹線である東大路通の仁王門交差点。7月23日午後4時ごろ、交差点内のアスファルト舗装が延長約15mと約6mにわたって破損して浮き上がった。

 いずれも、交差点内の2カ所の鉄蓋の付近から西方向にほぼ一直線に破損している。鉄蓋付近にあるアスファルト舗装の打ち継ぎ目で、マンホールから出た空気が噴出。舗装が打ち継ぎ目に沿ってせん断され、浮き上がったとみられる。

 近隣の市下水道部きた下水道管路管理センター東部支所の雨量計では、事故当日の午後3時50分から午後4時までの10分間に20.5mmの降雨を観測している。雨が短時間に激しく降ったために、付近を通る大口径の下水道管「東大路幹線」に雨水が急激に流れ込んだ。