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和歌山県がラウンドアバウトに改修する工事を中断した田辺市内の虎ケ峰交差点。仮設の信号機で供用を継続している。2019年10月に撮影(写真:和歌山県)
和歌山県がラウンドアバウトに改修する工事を中断した田辺市内の虎ケ峰交差点。仮設の信号機で供用を継続している。2019年10月に撮影(写真:和歌山県)
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 和歌山県は、田辺市郊外の三差路を環状交差点「ラウンドアバウト」に改修する事業で、大型トレーラーが交差部の“輪”を回りきれないと判明したため工事を中断している。

 大型車の通行に関する住民の問い合わせを受けて県が調べたところ、過去にこの交差点でトレーラーの通行を許可していたことが分かった。2019年内の工事再開を目指して、外径を大きくする方向で設計を見直している。

 改修工事の対象は田辺市龍神村の虎ケ峰交差点。信号機があった三差路を3方向の道路が交わるラウンドアバウトとする計画だ。当初の工期は19年2月~10月だった。県は7月に工事を中断して設計の見直しに着手した。工事の完成予定は、現時点で20年3月としている。

国土交通省が示す4枝のラウンドアバウト標準図(資料:国土交通省)
国土交通省が示す4枝のラウンドアバウト標準図(資料:国土交通省)
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 交差部は当初、外径を27m、環道の幅員を5m、中央島の直径を12mと設計していた。これらは国土交通省が14年8月にまとめたガイドライン「望ましいラウンドアバウトの構造について」で示した幅員構成の目安の数値を踏襲している。この幅員構成は、長さ12m以内、幅2.5m以内の普通自動車の通行を想定している。