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 国土交通省が管理する那珂川や久慈川など5河川で、台風19号によって越水や決壊などが起こったのに氾濫発生情報を出していなかったことが分かった。

 国交省が2019年11月14日に開いた省内検証チームの初会合で明らかにした。各地で氾濫が相次いだため、実務を担う出先事務所が対応に追われ、手続きにミスが生じたとみられる。

 台風通過直後から、国交省関東地方整備局常陸河川国道事務所が那珂川に関する氾濫発生情報を発表しなかったことが問題視されていた。関東地整は10月18日、東京管区気象台と共同で会見を開いて陳謝した。

茨城県常陸大宮市で約250mにわたって決壊した那珂川の堤防(写真:日経xTECH)
茨城県常陸大宮市で約250mにわたって決壊した那珂川の堤防(写真:日経xTECH)
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 こうした問題を受け、国交省は情報発信の課題や改善策を検討する検証チームを省内に設置。初会合で、河川の氾濫や情報発信の状況を確認した。