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 建設現場で新型コロナウイルスの感染が相次いでいる。熊本県内の同じ現場で働いていた土木作業員2人の感染が確認された他、千葉県内の現場の警備員1人が感染した。国土交通省は感染拡大を抑えるため、直轄工事を発注する地方整備局などに対策を通知した。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(写真:国立感染症研究所)
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(写真:国立感染症研究所)
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 熊本県内で感染が確認されたのは、いずれも熊本市在住の50代の男性2人。熊本市の大西一史市長が2020年2月25日に会見を開き、2人が共に県北東部の阿蘇地域の建設現場で作業していたことを明らかにした。

熊本市の大西一史市長が2020年2月25日に会見を開き、感染者2人が同じ建設現場で作業していたことを明らかにした(写真:熊本市)
熊本市の大西一史市長が2020年2月25日に会見を開き、感染者2人が同じ建設現場で作業していたことを明らかにした(写真:熊本市)
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 市によると、最初に感染が分かった男性は2月20日からせきが出て、21日に38度の発熱。同日夜に自宅から医療機関へ緊急搬送され、深夜に検査で陽性と判定された。男性は、市内で初の感染確認者と判明した20代の女性看護師の父親だ。せきの症状が出た20日まで、日曜を除いて毎日、市内の自宅から自家用車で現場まで通っていた。

 もう1人の作業員は、20日にその男性を車の助手席に乗せ、現場内を10分ほど移動した。同日に喉の痛みが表れたが、21日は出勤した。しかし、助手席に乗せた男性の感染が明らかになったこともあり、勤務先の会社に翌22日から3月4日までの自宅待機を指示された。2日後の24日、喉の痛みがひどくなり、37.7度の発熱。自ら保健所に連絡して、検査を受けたところ陽性と判定された。

 最初に感染が分かった男性の接触者は、現場で共に作業していた17人。うち6人は男性と同じ勤務先の従業員だ。24日に感染が判明した男性は、別の会社に勤務している。この男性の接触者は9人で、うち8人は最初の男性の接触者と重なる。保健所が接触者の健康観察を続けているが、新たな感染は確認されていない。

 2人の感染者が出た阿蘇地域の現場について、市は発注者名や工事内容などを公表していない。現在、工事が中断しているかどうかについても、「現場を特定される」(感染症対策課)との理由で明らかにしていない。

熊本市内で2020年2月25日までに判明した感染者の概要。2例目と3例目の感染者は同じ建設現場で働いていた。1例目と2例目、4例目の感染者は家族(資料:熊本市)
熊本市内で2020年2月25日までに判明した感染者の概要。2例目と3例目の感染者は同じ建設現場で働いていた。1例目と2例目、4例目の感染者は家族(資料:熊本市)
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