全1173文字
PR

 またしても、大手企業グループで建設系国家資格の不正取得が発覚した。

 西武ホールディングス(HD)は2020年6月12日、西武建設(埼玉県所沢市)など子会社4社の役員や社員ら65人が、1級土木施工管理技士や1級建築施工管理技士など9種類の国家資格について、受験に必要な実務経験を偽って取得していたと発表した。

 大和ハウス工業や東レの子会社でも、19年末から20年3月にかけて同様の事態が判明。著名な企業グループで順法意識の欠如が次々と明らかになっている。

西武ホールディングスは2020年6月12日、西武建設など子会社4社における建設系国家資格の不正取得を明らかにした(写真:日経クロステック)
西武ホールディングスは2020年6月12日、西武建設など子会社4社における建設系国家資格の不正取得を明らかにした(写真:日経クロステック)
[画像のクリックで拡大表示]

 西武HDによると、不正が確認されたのは、西武建設の他、西武造園(東京・豊島)と横浜緑地(横浜市)、西武緑化管理(埼玉県所沢市)の3社だ。

 子会社4社の役員や社員、退職者で、施工管理技士などの資格を取得した929人のうち、約7%に当たる65人が、必要な実務経験を満たしているかのように装って受験していた。65人のうち、退職者は18人。

 虚偽の実務経験で資格を取得した人数は、西武建設27人、西武造園35人、横浜緑地1人、西武緑化管理2人。最多の西武造園では、不正取得した資格が9種類と最も多い。各社とも、1級と2級の土木施工管理技士の不正取得が目立つ。

子会社4社の不正の実態(資料:西武ホールディングス)
子会社4社の不正の実態(資料:西武ホールディングス)
[画像のクリックで拡大表示]