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タイル剥落箇所とその周辺。剥がれていないが変状が認められたタイルを事後に撤去した(写真:中日本高速道路会社)
タイル剥落箇所とその周辺。剥がれていないが変状が認められたタイルを事後に撤去した(写真:中日本高速道路会社)
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 東海北陸自動車道の白川郷インターチェンジ(IC)─飛騨清見IC間に位置する飛騨トンネル(全長10.7km)で、内壁のタイルが剥落した。2020年8月31日の朝、施設管理者の中日本高速道路会社のパトロール隊が発見した。白川郷ICに近い北側の坑口から約4kmの地点で、下り線側の路面から高さ約2mの位置に張ったタイルが5枚落ちていた。

剥落は北側の坑口から約4kmの地点の下り線側で起こった(写真:中日本高速道路会社)
剥落は北側の坑口から約4kmの地点の下り線側で起こった(写真:中日本高速道路会社)
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 同社によると、剥落したのは覆工コンクリートに接着剤でじか張りした縦231mm、横332mm、厚さ7mmの白色の陶製タイルだ。08年7月の供用開始時から設置されていたもので、落下が見つかった日の未明の巡回では異常がなかったという。同社では接着剤が劣化して剥落したとみるものの、正確な原因は9月上旬時点で明らかになっていない。

 高速道路会社の設計要領では、接着剤によるタイルのじか張りを、耐久性と経済性に優れる内装板の施工法と評価している。今回の剥落箇所について、中日本高速は「工法や点検など維持管理に問題があったとは認識していない」(名古屋支社広報・CS課)と説明する。

 中日本高速は8月31日の午前10時30分から白川郷IC─飛騨清見IC間の下り線を、午前11時40分から上り線を通行止めにして、剥落箇所と周辺のタイルを点検。変状が認められ剥落の恐れのあるタイルは撤去し、午後10時20分に上下線とも通行を再開した。