全956文字
PR

 国土交通省は、工事・業務の平準化や週休2日の実施など公共発注機関の取り組みに関する全国統一の指標について、地域ごとに2024年度の目標値をまとめた。客観的な指標で進捗を明確にして、品質確保や働き方改革を促進する。同省が21年1月8日に公表した。

品確法の運用指針に基づく全国統一指標の目標値(資料:国土交通省)
品確法の運用指針に基づく全国統一指標の目標値(資料:国土交通省)
[画像のクリックで拡大表示]

 目標値の設定は、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(品確法)の運用指針に基づく。全国の10地域ブロックの発注者協議会で定めた。目標値は、地域ブロック単位と県域単位の2種類で設定した。

 品確法の運用指針は、工事の他、測量や調査、設計などの業務を対象とする。

 運用指針の「必ず実施すべき事項」について目標値を定めた。工事と業務でそれぞれ、平準化とダンピング対策に関して目標値を設定。工事はさらに、週休2日対象工事の実施状況を盛り込んだ。

2020年5月に決定した全国統一指標(資料:国土交通省)
2020年5月に決定した全国統一指標(資料:国土交通省)
[画像のクリックで拡大表示]

 工事では、4~6月の1カ月当たりの平均稼働件数を年度全体の平均稼働件数で割った数値を平準化率と設定した。1に近いほど、施工時期の平準化が進んでいる状態を示す。24年度の目標値には、東北と近畿を除いた8ブロックで0.8を掲げる。

工事におけるブロック単位での平準化率(資料:国土交通省)
工事におけるブロック単位での平準化率(資料:国土交通省)
[画像のクリックで拡大表示]

 業務に関する平準化の指標は、第4四半期の納期率だ。1~3月に集中している履行期限の分散が目的のため、この数値は小さい方がよい。ブロック単位と県域単位ともに50%以下を目指す。